レーザーテックは3連騰で最高値更新、EUV対応マスクブランクス検査装置で高評価
レーザーテック<6920>は全般軟調相場のなかも3連騰で上場来高値更新、1万円大台乗せ後も目先筋の利益確定売りを完全に吸収して上値慕いの展開を続けている。半導体関連銘柄のなかでも、同社はグローバルニッチトップの代表格といってよく、半導体マスクブランクス検査装置で世界シェアを独占している。次世代通信規格5Gではデータ処理速度を速めることが必要となるため最先端のCPUを必要とする。CPU性能向上のため一段と微細化が進展しているロジック半導体向けに極めて波長が短いEUV(極端紫外線)による露光技術が注目されている。ここ急速に同市場が立ち上がるなか、同技術に対応したマスクブランクス検査装置を供給できるのは同社を除き世界でも実質的に存在せず、これが株式市場で高評価を得る背景となっている。