「カジノ関連」が10位にランク、大阪IRの事業者公募がスタート<注目テーマ>
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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「カジノ関連」が10位となっている。
大阪府及び大阪市は24日、カジノを含む統合型リゾート(IR)を夢洲地区で運営する事業者の公募を開始した。決定は来年6月頃を予定し、21年秋頃には工事に着工したい考え。開業は2025年の大阪万博前を目指しつつ、施設計画に応じた建設期間の設定やインフラ工事なども含めた工事条件が必ずしも明確でないことを考慮し、万博後の26年度開業を認めている。
IR誘致を目指している自治体は多く、千葉市の熊谷俊人市長が今月17日に「(IR誘致の判断について)年度内に判断する」と述べたほか、愛知県は20日からIRの意見募集を開始。長崎県は20日からIR基本構想(案)に対するパブリックコメントを実施し、横浜市はIR区域での整備を実施する意思を持つ民間事業者からのコンセプト提案の募集を経て実施方針を策定する計画だ。
来年1月29~30日にパシフィコ横浜で統合型リゾート産業展の開催が予定されていることもあり、関連銘柄への関心が再び高まりそう。前日25日にはIR事業巡る収賄容疑で自民党の秋元司衆院議員が東京地検特捜部に逮捕されたが、今のところ関連銘柄への影響は特にみられていない。
なお、関連銘柄としては、グループ会社がカジノ用ゲーム機の開発などを行っているピクセルカンパニーズ<2743>、カジノ施設向け電子決済ソリューションを手掛けるテックファームホールディングス<3625>、紙幣鑑別機などを製造する日本金銭機械<6418>、フィリピンでグループ会社がIR施設を運営するユニバーサルエンターテインメント<6425>、メダル計数機のオーイズミ<6428>、グループ会社が北米や豪州でカジノ用機器を販売しているコナミホールディングス<9766>などが挙げられる。