今週の「妙味株」一本釣り! ─ 長野計器

注目
2020年1月12日 9時00分

●長野計器 <7715>  【目標株価】1400円(10日終値941円)

「半導体市況回復と水素エネ関連で変貌高へ」

長野計器 <7715> に注目したい。株価は昨年12月を境に動意づき、4ケタ大台まで上値を伸ばした後調整を入れているが、ここ売り物がこなれており900円台前半でのもみ合いを経て本格上放れに向かう公算大。

同社は圧力計・圧力センサー の世界トップメーカーで車載用をはじめ多方面の需要を取り込んでいる。半導体業界向けでも構造圧力センサー、デジタル圧力計、圧力トランスミッターなど幅広く手掛ける。半導体市況は在庫調整の進展から世界的に回復期待が募っており、特に5G向けメモリーの新たな需要創出が確認されている。同社の半導体向けセンサーは足もとこそ中国などの設備投資減少の影響を受けているものの、米中貿易摩擦がピーク越えとなる来期には収益環境は追い風局面に変わる。

また、世界的な環境保全の流れを背景に水素エネルギー分野にもビジネスチャンスを見出している。同社は水素ステーション向け高圧水素用圧力計測器を積極的に納入していることがポイントとなる。昨年行われた第2回「水素閣僚会議」では今後10年間で水素ステーションを1万ヵ所、燃料電池システムを1000万台設置する(世界ベース)ことが目標に掲げられており、これはそのまま同社の活躍余地の広がりを意味する。

20年3月期は年間配当22円を計画しており配当利回りは2.3%強。それにも関わらずPBRは0.8倍を下回る水準で指標面からも割安感がある。株式需給面では株価950円近辺が最も滞留出来高が厚く、ここをクリアすれば売り玉の枯れた真空地帯が開ける。昨年12月18日に上ヒゲでつけた高値1060円を通過点とする強力な上昇波構築が期待できそうだ。

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