東京株式(大引け)=31円高と小幅反発、新型肺炎への警戒強く上値重い

市況
2020年1月24日 15時47分

24日の東京株式市場で日経平均株価は小幅反発。週末要因に加え、新型肺炎への警戒感が強く上値は重い展開が続いた。

大引けの日経平均株価は前日比31円74銭高の2万3827円18銭。東証1部の売買高概算は9億6545万株。売買代金概算は1兆8103億7800万円と5日連続の2兆円割れとなった。値上がり銘柄数は524と全体の24%、値下がり銘柄数は1536、変わらずは99銘柄だった。

前日の米国市場でNYダウは一時220ドル近い下げとなったが、引けにかけ下げ渋り結局26ドル安だった。この流れを引き継ぎ、東京市場で日経平均株価は上昇して始まり、午前9時10分過ぎに前日比70銭強上昇した。しかし、上値は重く前場は12円安で取引を終えた。後場に入り、日経平均株価は午後1時過ぎにプラス圏に再浮上したが、上値は重い展開が続いた。値下り銘柄は値上がり銘柄より多く、一部値がさ株が日経平均株価を押し上げた。米国市場で発表されたインテルの決算が堅調だったことから、半導体や電子部品株が値を上げた。

前日決算を発表した日本電産<6594>は朝方上昇したが、買い一巡後に値を下げた。任天堂<7974>が高く、リクルートホールディングス<6098>や第一三共<4568>がしっかり。東京エレクトロン<8035>やディスコ<6146>、SUMCO<3436>といった半導体関連株が上昇。村田製作所<6981>やTDK<6762>、太陽誘電<6976>など電子部品株もしっかり。トヨタ自動車<7203>やキーエンス<6861>、SMC<6273>が値を上げた。

半面、ファーストリテイリング<9983>や神戸物産<3038>が安く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>など銀行株が軟調。川本産業<3604>や重松製作所<7980>は高いが、アゼアス<3161>や日本エアーテック<6291>は軟調と新型肺炎関連株は高安まちまちだった。

出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2020年01月24日 16時19分

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