来期業績につながる、10-12月期【増収増益】リスト <成長株特集> 1月24日版

特集
2020年1月24日 19時01分

24日から4-12月期(第3四半期累計)決算発表の集中期間に突入した。足もとでは米中貿易摩擦の長期化による製造業の業績悪化などを背景に、直前の7-9月期まで経常利益の前年同期比マイナスが続いている。10-12月期は増益への転換が期待されるところだが、中国景気の減速や消費税増税の影響など懸念材料も多い。こうしたなか、来期業績を占う手掛かりにもなる直近3ヵ月の収益動向は一段の注目を集めそうだ。

本特集では、本日発表された決算の中から、直近3ヵ月の10-12月期(第3四半期)に増収増益を達成した銘柄をリストアップした。下表は、時価総額50億円以上の銘柄を対象に、10-12月期に売上高と経常利益がともに前年同期を上回った6社を選び出し、増益率の高い順に並べた。

なかでも足元の業績が上向き、3四半期以上連続で増収増益を達成した企業は持続的に成長する可能性が高い。経済環境の改善が進んだ際には、業績成長の加速が期待できる銘柄候補として注目していいだろう。

  ┌─ 経常利益 ─┐ ┌─ 売上高 ─┐ 増収増益 対通期 予想

コード 銘柄名    増益率 10-12月期 増収率 10-12月期 連続期数 進捗率  PER

<8595> JAFCO    292   14973   252   21953     1   -   -

<9629> PCA      178    777  21.2   3537     5  96.4 24.2

<6961> エンプラス   69.0    245   0.2    7586     1  80.8 23.7

<9029> ヒガシ21   27.6    287   5.7   5980     2  87.2 10.7

<2804> ブルドック   26.2    284   1.3   4451     2  93.3 26.8

<2664> カワチ薬品    6.1    1472   2.7   65375     1  77.1 13.0

※売上高、経常利益の単位は百万円。増益率、増収率は前年同期に比べた増加率、単位は%。連続期数は四半期ベースの連続回数。対通期進捗率は経常利益の通期計画に対する4-12月期の進捗割合、単位は%。

※「-」は今期業績予想を非開示の企業。今期最終赤字を見込む企業は除いた。

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