「iPS細胞」が13位にランクイン、阪大の手術で改めて関心高まる<注目テーマ>

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2020年1月29日 12時21分

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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「iPS細胞」が13位に上昇している。

27日に大阪大学がiPS細胞から作製した心筋細胞シートの医師主導治験の実施を発表したことがきっかけとなっている。同大大学院医学系研究科の澤芳樹教授らの研究グループが実施したもので、iPS細胞から人に移植可能な安全性の高い心臓の細胞を大量に作成してシート状(心筋細胞シート)にし、重症心筋症の患者に移植したという。医師主導臨床試験(治験)として世界初の手術を1月に実施。今後3年で10人の患者に移植して安全性や有効性を調べるという。

iPS細胞は、京都大学の山中伸弥教授によって開発され、再生医療への応用が期待されている多能性幹細胞。今回の治療法では、京大で樹立された医療用のiPS細胞を用いて、品質基準を満たした心筋細胞を事前に大量に作製・保存しておくことができるため、培養時間を大幅に短縮できることから緊急の使用も可能という。また、同治療法が確立されれば、現在は心臓移植以外に有効な治療法が存在せず、移植に関しても深刻なドナー不足である重症心不全に対する新しい治療となる可能性があり、注目度が高い。

これを受けて、28日にはジェイテックコーポレーション<3446>が大幅高し、リプロセル<4978>はストップ高の328円に急伸した。リプロセルはこの日もストップ高の408円に買われているほか、JテックCも連騰しているが、市場の関心が新型コロナウイルスによる肺炎に関連した銘柄に集中するなか、前述の材料に関する反応は限定的となっているようだ。

出所:MINKABU PRESS

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