日経平均寄与度ランキング（前引け）～ 日経平均は大幅反発、ファーストリテと中外製薬で約62円押し上げ
31日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり190銘柄、値下がり27銘柄、変わらず8銘柄となった。
日経平均は大幅反発。290.63円高の23268.38円（出来高概算6億8000万株）で前場の取引を終えている。30日の米株式市場でNYダウは3日続伸し、124ドル高となった。新型肺炎の感染拡大への懸念から売りが先行したものの、世界保健機関（WHO）が緊急事態を宣言すると上昇に転じた。主要企業の決算に対する期待も相場の押し上げ要因となったようだ。米株高の流れを受け、前日に401円安と大きく下落していた日経平均も本日は171円高からスタート。海外投資家が株価指数先物の買い戻しを入れているとみられるほか、個別でも好決算銘柄を中心に積極的な買いが入り、前場の日経平均は一時23421.59円（443.84円高）まで上昇。ただ、買いが一巡すると伸び悩む展開となった。
値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は中外製薬<4519>となり、2銘柄で日経平均を約62円押し上げたほか、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、信越化学<4063>、ファナック<6954>、アステラス製薬<4503>などがそれに続いた。前日に第3四半期決算を発表した東京エレクトロンの10-12月期営業利益は647億円で前年同期比10.2％増益、市場予想を100億円近く上回る水準となった。2020年の半導体前工程装置市場の見通しについても、具体的開示はなかったが、強気の見通しを示している。一方、値下がり寄与上位銘柄は、コナミHD<9766>、京セラ<6971>、アルプスアル<6770>、大日住薬<4506>などが並んだ。
*11:30現在
日経平均株価 23268.38(+290.63)
値上がり銘柄数 190(寄与度+335.80)
値下がり銘柄数 27(寄与度-45.17)
変わらず銘柄数 8
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 59580 940 +33.86
<4519> 中外薬 11245 780 +28.10
<8035> 東エレク 24495 545 +19.63
<6857> アドバンテ 5920 250 +18.01
<4063> 信越化 12730 430 +15.49
<6954> ファナック 20545 410 +14.77
<4503> アステラス薬 1971.5 66.5 +11.98
<6367> ダイキン 15690 270 +9.73
<2413> エムスリー 3220 90 +7.78
<6762> TDK 11930 210 +7.56
<9735> セコム 9721 183 +6.59
<4543> テルモ 3959 42 +6.05
<7832> バンナムHD 6414 165 +5.94
<8028> ファミマ 2406 41 +5.91
<9613> NTTデータ 1553 32 +5.76
<7733> オリンパス 1784.5 38 +5.48
<6645> オムロン 6420 130 +4.68
<2801> キッコーマン 5320 130 +4.68
<6702> 富士通 11610 1240 +4.47
<8015> 豊通商 3845 110 +3.96
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9766> コナミHD 4175 -345 -12.43
<6971> 京セラ 7384 -149 -10.73
<6770> アルプスアル 2030 -216 -7.78
<4506> 大日住薬 1851 -128 -4.61
<7735> スクリン 5810 -480 -3.46
<6902> デンソー 4540 -44 -1.59
<5333> ガイシ 1871 -17 -0.61
<6976> 太陽誘電 3275 -15 -0.54
<9062> 日通 6140 -150 -0.54
<2282> 日本ハム 4640 -25 -0.45
<4507> 塩野義 6566 -12 -0.43
<3099> ミツコシイセタン 852 -10 -0.36
<9020> JR東日本 9771 -88 -0.32
<6472> NTN 295 -8 -0.29
<4502> 武田 4243 -7 -0.25
<3086> Jフロント 1317 -12 -0.22
<6479> ミネベアミツミ 2183 -4 -0.14
<1605> 国際帝石 1035.5 -6.5 -0.09
<5202> 板硝子 601 -25 -0.09
<7003> 三井E&S 934 -16 -0.06
《AK》
提供：フィスコ