日立ハイテクが続伸、日立がTOBを発表
日立ハイテクノロジーズ<8036>が続伸している。日立製作所<6501>が1月31日の取引終了後、連結子会社である同社の完全子会社化を目指してTOBを実施すると発表しており、親子上場解消の動きを好感した買いが入っている。
日立は現在、日立ハイテク株式の51.73%を所有しているが、完全子会社化することでグループとしての連携をさらに強化し、管理業務の効率化やコスト構造の最適化を通じた収益性改善を図るほか、新たな事業機会の創出などを目指すことが狙い。TOB価格は8000円で、買付予定数は6639万170株(下限2054万8181株、上限設定なし)。買付期間は2月17日から4月6日まで。なおTOB成立後、日立ハイテクは所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は1月31日付で、日立ハイテク株式を監理銘柄(確認中)に指定している。