本日注目すべき【好決算】銘柄 NCS&A、レーザーテク、レンゴー (3日大引け後 発表分)

注目
2020年2月4日 7時01分

3日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

NCS&A <9709> [東証2]  ★今期最終を29期ぶり最高益に88%上方修正、配当も12円増額

◆20年3月期の連結最終利益を従来予想の6.8億円→12.8億円に88.2%上方修正。増益率が18.7%増→2.2倍に拡大し、29期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。ホテル開業ラッシュでホテル予約システムの受注が旺盛なうえ、Windows7のサポート終了に伴うパソコン・サーバー機器の更新需要を追い風にシステム機器販売も伸びる。開発プロジェクトの採算改善に加え、顧客都合による解約違約金の発生、繰延税金資産の計上に伴う税金負担の減少も最終利益を大きく押し上げる。

併せて、期末一括配当を従来計画の12円→24円(前期は12円)に大幅増額修正。業績好調による普通配当6円と上場30周年記念配当6円を実施する。

レンゴー <3941>   ★今期の経常利益最高益予想を16%上乗せ、配当も4円増額

◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の370億円→430億円に16.2%上方修正。増益率が34.8%増→56.6%増に拡大し、従来の10期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。開発製品を中心とする積極的な提案型営業の推進が奏功し、採算が改善する。連結子会社の増加に加え、古紙価格が想定を下回ることも利益を押し上げる。

業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の16円→20円(前期は14円)に増額修正した。

CEHD <4320>   ★上期経常を14%上方修正、通期も増額

◆20年9月期の連結経常利益を従来予想の7億5000万円→7億9500万円に6.0%上方修正。減益率が23.8%減→19.2%減に縮小する見通しとなった。昨年11月に子会社化した医薬品・医療機器の開発受託会社マイクロンの業績上積みに加え、健康相談などを展開する、とらうべ社の全事業を譲受することも上振れの要因となる。

オリジナル設計 <4642> [東証2]  ★前期経常を36%上方修正、配当も14円増額

◆19年12月期の経常利益(非連結)を従来予想の6億円→8億1600万円に36.0%上方修正。減益率が35.9%減→12.8%減に縮小する見通しとなった。プロジェクトごとの予算・工程管理による生産性向上や原価低減が奏功し、採算が改善したことが寄与。有価証券評価益が計画を上回ったことも上振れの要因となった。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の16円→30円(前の期は14円)に大幅増額修正した。

昭電線HD <5805>   ★今期経常を11%上方修正、配当も5円増額

◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の66億円→73億円に10.6%上方修正。増益率が17.8%増→30.3%増に拡大する見通しとなった。電気機械向け巻線の低迷で売上高は計画を下回るものの、エネルギー・インフラ事業で建設関連向けや電力インフラの国土強靭化対策、再生可能エネルギー向け需要の増加が続く。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の10円→15円(前期は7円)に大幅増額修正した。

岩崎電気 <6924>   ★今期経常を50%上方修正

◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の18億円→27億円に50.0%上方修正。増益率が5.1%増→57.7%増に拡大する見通しとなった。主力の照明事業で国内向け屋外照明機器の販売が好調なうえ、光・環境事業では情報機器関連が想定より伸びることが寄与。

レーザーテク <6920>   ★今期経常を8%上方修正・最高益予想を上乗せ

◆20年6月期上期(7-12月)の連結経常利益は前年同期比54.3%増の79.4億円に拡大して着地。半導体製造メーカーが次世代のEUV(極端紫外線)リソグラフィを用いた先端ラインの設備投資を継続するなか、マスクブランクス欠陥検査装置などの販売が拡大し、18.5%の大幅増収を達成した。

併せて、通期の同利益を従来予想の130億円→140億円に7.7%上方修正。増益率が65.9%増→78.7%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

山一電機 <6941>   ★今期経常を一転15%増益に上方修正、配当も9円増額

◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の27億円→32.5億円に20.4%上方修正。従来の4.6%減益予想から一転して14.8%増益見通しとなった。メモリー半導体用ソケットの需要が回復するほか、生産性向上をはじめとする原価低減や固定費削減の進展でコネクタソリューション事業の採算が上向く。

業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の29円→38円(前期は32円)に大幅増額修正した。

リビング保証 <7320> [東証M]  ★上期経常を43%上方修正

◆20年6月期上期(7-12月)の連結経常利益を従来予想の1.4億円→2億円に43.1%上方修正。増益率が35.8%増→94.3%増に拡大する見通しとなった。BPO事業で大手家電メーカーから家電延長保証業務の大型案件を受注し、売上高が計画を10.0%も上回ったことが利益を押し上げた。

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