パナソニックが大幅反発、10~12月期は3%営業増益
パナソニック<6752>が大幅反発し昨年来高値を更新している。3日の取引終了後に発表した第3四半期(19年4~12月)連結決算は、売上高5兆7556億円(前年同期比5.4%減)、営業利益2406億7300万円(同17.8%減)と減収減益となったものの、10~12月期では2.9%営業増益となっており、これを好材料視した買いが入っている。
中国などの投資需要の低迷や自動車市況の減速などを受けて実装機が苦戦したほか、車載機器における欧州の受注済み充電器の開発費増などが響いた。また、構造改革費用の計上などもあったが、テレビのコスト削減や事業売却益の計上などが寄与し、四半期営業利益は増益を確保した。
なお、20年3月期通期業績予想は、売上高7兆7000億円(前期比3.8%減)、営業利益3000億円(同27.1%減)の従来見通しを据え置いている。