イー・ガーディアン---1Qは2ケタ増収増益、ソーシャルサポートが好調に推移

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2020年2月4日 14時03分

イー・ガーディアン<6050>は3日、2020年9月期第1四半期(19年10月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比15.1%増の18.54億円、営業利益が同20.6%増の3.59億円、経常利益が同17.6%増の3.74億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同12.9%増の2.33億円となった。

ソーシャルサポートの売上高は前年同期比27.4%増の7.02億円となった。成長を続けるソーシャルWebサービスにおいて、監視・CSだけではなく、運用や分析といった多種多様な新サービスの展開や既存顧客への深耕営業に注力した。加えて、CtoCサービスにおいて、違法性のある取引が問題視されていることを背景に、SNS上のキーワード調査を行い不正取引を検知するCtoCパトロールサービスの提供を開始した。

ゲームサポートの売上高は前年同期比1.8%増の6.50億円となった。豊富な運用実績とノウハウの蓄積により既存顧客との関係の強化を目指すと同時に、デバッグを提供するESテスティングサービスと連携したサービスの提供、日本市場に参入する中国系及び韓国系海外ゲーム企業の多言語カスタマーサポートの受注に注力した。また、クラウドゲームの盛り上がりを背景に、10年以上蓄積した運用ノウハウを活用し、リアルタイムかつ快適な環境の運用に貢献するクラウドゲームトータルサポートの提供を開始した。

アド・プロセスの売上高は前年同期比1.1%減の2.26億円となった。既存の広告審査業務だけでなく、広告枠管理から入稿管理、広告ライティング等の提供サービスの拡大に注力するとともに、派遣・常駐型業務と同社センター業務を組み合わせた運用に加え、自社開発したRPAの活用により競合他社との差別化を図り、既存顧客への深耕営業を目指した。また、インターネット広告市場の拡大に伴う人手不足を背景に、広告専門人材育成・派遣サービスの提供を開始した。

その他の売上高は前年同期比43.8%増の2.75億円となった。サイバーセキュリティ分野は、EGセキュアソリューションズが脆弱性診断サービスに加えWEBセキュリティコンサルティングに注力した。グレスアベイルは次世代クラウド型WAFサービス「GUARDIAX」を開発・提供した。また、電子デバイス等のハードウェアに対するデバッグ事業は、EGテスティングサービスがソフトウェアのデバッグ事業とシナジーを発揮し、既存顧客への深耕営業や新規開拓を図り、シェア拡大を目指した。

2020年9月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比13.2%増の74.00億円、営業利益が同2.9%増の12.01億円、経常利益が同1.6%増の12.21億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.2%増の8.50億円とする期初計画を据え置いている。

《ST》

提供:フィスコ

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