話題株ピックアップ【昼刊】:日医工、レオパレス、日本調剤

注目
2020年2月18日 11時39分

■日本調剤 <3341>  4,085円  +365 円 (+9.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位

日本調剤<3341>が大幅高で3日ぶりに反発している。17日の取引終了後、3月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表しており、これが好感されている。投資単位当たりの金額を引き下げることで、株式の流動性を高めてより投資しやすい環境を整えるとともに、投資家層の拡大を図ることが目的という。同時に、20年3月末時点の株主から、株主優待制度を導入すると発表しており、これも好材料視されている。毎年3月31日時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に、同社のオンラインストアで利用できる優待券を保有株数に応じて3000円分(保有株数100株以上500株未満)または1万5000円分(同500株以上)を贈呈する。

■日医工 <4541>  1,323円  +88 円 (+7.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位

日医工<4541>が6日ぶり急反発。同社は医家向け主力にジェネリックを開発、バイオシミラーに力を入れている。17日取引終了後、ジェネリック医薬品11成分21製品の製造販売承認を取得したことを発表、これを好感する買いが流入している。前日は前週末14日に発表した19年4~12月期決算で営業利益が前年同期比14%減と低調だったこともあり売りに押されたが、PERやPBRなど株価指標面からは割高感に乏しい。

■プレミアムW <2588>  1,855円  +55 円 (+3.1%)  11:30現在

プレミアムウォーターホールディングス<2588>が大幅高。同社は17日取引終了後に、JR東日本<9020>グループのJR東日本ウォータービジネスと宅配水の製造・販売事業で業務提携したと発表。両社が保有する水源や販路、販売ノウハウを相互に活用するとしており、これが買い手掛かりとなっているようだ。

■レオパレス21 <8848>  391円  +8 円 (+2.1%)  11:30現在

レオパレス21<8848>が3日ぶりに反発している。旧村上ファンド関係者が運営する投資会社レノ(東京都渋谷区)が17日の取引終了後、財務省に変更報告書を提出し、レノと共同保有者のレオパレス株式保有割合が15.76%から16.77%に上昇したことが判明。これを受けて需給思惑的な買いが入っているようだ。報告義務発生日は2月7日。また、国内運用会社のアルデシアインベストメント(東京都中央区)の保有割合も16.10%から17.12%に上昇していることも判明した。

■スマレジ <4431>  3,925円  +75 円 (+2.0%)  11:30現在

スマレジ<4431>は上値追い加速、一時フシ目の4000円大台を回復した。株価はきょうで6連騰となる。クラウド型POSレジアプリ「スマレジ」を手掛けるが、多機能を強みに競合他社を押さえて需要開拓が進んでいる。バージョンアップに伴い導入店舗の拡大が進んでおり、1月登録店舗数は前月比1004社増の8万1457店と好調。これを手掛かり材料に投資資金の攻勢が続いている。

■片倉工業 <3001>  1,331円  +24 円 (+1.8%)  11:30現在

片倉工業<3001>が続伸している。17日の取引終了後、子会社トーアエイヨーが大阪大学と中性脂肪蓄積心筋血管症(TGCV)治療薬「CNT-01」について、全世界における独占的な開発・製造・販売権などに関する契約を締結したと発表しており、これが好感されている。CNT-01は、AMED(日本医療研究開発機構)の難治性疾患実用化研究事業の支援を受けて、大阪大学大学院医学系研究科CNT研究室などがアカデミア開発し、国内で第2相臨床試験を進めているTGCV治療薬。TGCVは、08年に大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学平野賢一助教らにより発見された新しい疾患で、心血管系の主なエネルギー源である長鎖脂肪酸が利用できず、細胞内に中性脂肪が蓄積することに起因して重症心不全、不整脈、虚血性心疾患などを呈する予後不良の重篤な疾患。現在、国内外でTGCVを効能・効果として承認された医薬品は存在しておらず、治療薬の上市が強く期待されているという。なお、同契約に基づき、トーアエイヨーは、大阪大学に対して契約一時金及び開発マイルストンを支払うほか、発売後は販売額に応じたロイヤルティーを支払う。

■日新 <9066>  1,626円  +18 円 (+1.1%)  11:30現在

日新<9066>はしっかり。17日の取引終了後、22万株(発行済み株式数の1.11%)を上限とする自社株を、今朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表した。17日終値1608円で取得し、取得価格の総額は最大で3億5376万円となる。なお、取得結果はまだ発表されていない。

■三井不動産 <8801>  2,952円  +18 円 (+0.6%)  11:30現在

三井不動産<8801>、三菱地所<8802>などいずれも買い優勢の展開。上げ幅は小さいものの日経平均が一時300円近い下落をみせるなか、内需の主力大型株としては異色の強さを発揮している。新型肺炎の影響は国内の消費関連セクターに多大な影響を与えているが、不動産セクターは直接的なデメリットを受けにくい。加えて、世界的な金融緩和期待が高まっており、国内でも日銀の黒田総裁は必要であれば緩和的措置に動く姿勢を示していることもポジティブ材料。不動産セクターは大手を中心に有利子負債負担の軽減や資金調達コストの低下にもつながることから追い風環境が意識される。

■アンジェス <4563>  462円  -100 円 (-17.8%) ストップ安売り気配   11:30現在

アンジェス<4563>がストップ安の462円水準でウリ気配となっている。17日の取引終了後、フィリップ証券を割当先とする第三者割当により、第37回新株予約権(行使価額修正条項付)を発行すると発表しており、一株利益の希薄化などを警戒した売りが出ているようだ。今回発表した新株予約権は3月4日を割当日としており、発行新株予約権数は16万個(潜在株式数1600万株)で、潜在的な希薄化は14.96%となる。調達資金約94億円は、開発品パイプラインの拡充やHGF遺伝子治療用製品の原薬の製造委託費用、運転資金などに当てる方針という。

■アンビスHD <7071>  7,070円  -730 円 (-9.4%)  11:30現在

アンビスホールディングス<7071>は続落している。17日の取引終了後、3月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表したが、市場の反応は限定的のようだ。投資単位当たりの金額を引き下げ、株式の流動性を高めることでより投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大を図ることが目的という。

■東京エレクトロン <8035>  24,225円  -1,190 円 (-4.7%)  11:30現在

東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体関連株が売られている。半導体市況回復への期待感は根強く、米国株市場では半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)などが最高値圏で強調展開を続けているが、東京市場では中国で発生した新型肺炎の感染拡大に伴うサプライチェーン・リスクなどが警戒されており、目先利益確定の動きが優勢となっている。東エレクは前週13日に2万5875円まで買われ上場来高値を更新していた。

■DyDo <2590>  3,930円  -150 円 (-3.7%)  11:30現在

ダイドーグループホールディングス<2590>は3日続落。17日の取引終了後に20年1月期連結業績について、売上高を1700億円から1682億5000万円(前の期比1.9%減)へ、営業利益を34億円から28億9000万円(同52.4%減)、純利益を24億円から17億7000万円(同54.1%減)へ下方修正しており、これが嫌気された。営業日数が前期より5日少なかったことに加えて、7月の冷夏や10月の台風の影響などで国内飲料事業の売上高が計画を下回ったことを業績に反映した。

■村田製作所 <6981>  6,118円  -212 円 (-3.4%)  11:30現在

村田製作所<6981>が3日続落しているほか、TDK<6762>や太陽誘電<6976>などアップル関連が安い。米アップルが17日、1~3月期の売上高予想630億~670億ドルについて「予想に届かない結果になる」と発表したと伝わっており、これを嫌気した売りが出ている。新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大や対策の強化により、「iPhone」の生産に影響が及んでいるためという。

■安川電機 <6506>  3,750円  -125 円 (-3.2%)  11:30現在

安川電機<6506>、SMC<6273>、キーエンス<6861>、ファナック<6954>などFA関連株が軒並み安。中国・武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大で中国政府は3月5日に開幕する予定だった全人代を延期させる見通しにある。新型肺炎が政治にも影響を与えている現状、中国向け売上比率の高い設備投資関連株は先行き業績に対する不透明感から売りがかさむ展開を余儀なくされている。

■日経レバ <1570>  21,520円  -530 円 (-2.4%)  11:30現在

NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が4日続落、500円を超える下げとなった。売買代金は全市場を通じ断トツとなっている。ここ全体相場はリスクオフの流れが強まっており、日銀のETF買いで底堅さを発揮していた日経平均株価も下値模索の動きを強めている。日経平均に連動するETFでボラティリティが2倍に設定されている日経レバは個人投資家を中心に売買活況だが、直近は買い残が大きく減る一方で売り残が増加傾向にある。

●ストップ高銘柄

アキレス <5142>  2,130円  +400 円 (+23.1%) ストップ高買い気配   11:30現在

以上、1銘柄

●ストップ安銘柄

イオレ <2334>  1,598円  -500 円 (-23.8%) ストップ安売り気配   11:30現在

など、2銘柄

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