東京株式(大引け)=92円安と3日ぶり反落、3連休控え様子見姿勢も

市況
2020年2月21日 15時43分

21日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに反落。新型肺炎への警戒感は強く、上値の重い展開が続いた。3連休前で様子見姿勢も強まった。

大引けの日経平均株価は前日比92円41銭安の2万3386円74銭。東証1部の売買高概算は11億5539万株。売買代金概算は2兆968億2400万円。値上がり銘柄数は946と全体の約44%、値下がり銘柄数は1094、変わらずは120銘柄だった。

日経平均株価は軟調。為替相場は1ドル=112円近辺の円安水準で推移したが、新型肺炎による景気悪化懸念も強く、全体相場は上値の重い展開が続いた。前日の米株式市場はIT関連株を中心に下落し、NYダウは反落した。これを受けた、この日の日経平均株価は下落してスタートしたが、その後は下値に買いが入りプラス圏に浮上。一時、前日比100円を超す上昇となる場面があった。しかし、買い一巡後は再びマイナス圏に沈んだ。後場に入ってからは、2万3500円ラインを上値に意識する一進一退が続いた。

個別銘柄では、ファーストリテイリング<9983>やソニー<6758>、任天堂<7974>、村田製作所<6981>、東京エレクトロン<8035>といった値がさ株が軟調。オリエンタルランド<4661>が値を下げ、リクルートホールディングス<6098>、日立製作所<6501>、アドバンテスト<6857>が下落した。為替の円安進行を受けトヨタ自動車<7203>は上昇したものの、SUBARU<7270>やスズキ<7269>が値を下げるなど自動車株は軟調だった。

半面、ソフトバンクグループ<9984>やSUMCO<3436>が値を上げ、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>など銀行株がしっかり。信越化学工業<4063>が値を上げ、楽天<4755>が買われた。新型肺炎によるテレワーク需要拡大への期待からブイキューブ<3681>がストップ高。同じく新型肺炎関連株の日本エアーテック<6291>やアゼアス<3161>、栄研化学<4549>などが値を上げた。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.