サーバワクスが上場来高値更新、AWSの利用促進追い風に20年2月期業績予想を上方修正
サーバーワークス<4434>は全般安に連れ朝安でスタートしたものの、その後切り返し上場来高値を更新している。前週末21日の取引終了後、20年2月期の連結業績予想について、売上高を60億500万円から67億5300万円(前期比50.8%増)へ、営業利益を3億7200万円から4億2100万円(同25.7%増)へ、純利益を2億9200万円から3億3200万円(同6.7%減)へ上方修正したことを好感した買いが入っている。
既存顧客の大型化に加えて、アマゾンのクラウドコンピューティングサービス「AWS」の利用促進が進み、事業の核となる「リセール」の売り上げが予想を上回ったことに加えて、製造原価や販管費の抑制が奏功した。
同時に、デジタルプロダクト事業を行うモンスター・ラボ(東京都渋谷区)と資本・業務提携を行うと発表した。両社の経営資源を活用することで、AWSを活用したアプリケーション層からインフラ層までの顧客ニーズに包括的に対応する能力を強化するのが狙い。資本面ではモンスター・ラボが第三者割当増資により2283株を発行し、取得価額1億円を上限にサーバワクスがそれを引き受けるという。