明日注目すべき【好決算】銘柄 エスプール、大有機、あさひ (3日大引け後 発表分)

注目
2020年4月5日 11時00分

3日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

エスプール <2471>   ★12-2月期(1Q)経常は81%増益で着地

◆20年11月期第1四半期(19年12月-20年2月)の連結経常利益は前年同期比80.6%増の3.9億円に拡大して着地。障がい者雇用支援サービスで農園の設備販売収入と管理料収入が大きく増加したことが寄与。コールセンター業務でグループ型派遣が伸びたことに加え、販管費を抑制したことも大幅増益につながった。

トライSTG <2178> [東証M]  ★今期経常は2.8倍増益へ

◆20年2月期の連結経常利益は前の期比48.5%増の4億円に伸びて着地。続く21年2月期は前期比2.8倍の11.1億円に急拡大する見通しとなった。今期は前期までに実施した不採算事業からの撤退で利益率が大きく回復する。広告改善効果の高いAIツールを活用した顧客開拓の実施などでWEB事業が黒字化するほか、ダイレクトメール発送代行の採算改善を目指す。

カネ美食品 <2669> [JQ]  ★前期経常を38%上方修正

◆20年2月期の経常利益(非連結)を従来予想の13億円→17.9億円に37.7%上方修正。テナント事業の業態転換に伴う一時閉店で売上高は計画を下回ったものの、店舗運営の適正化や工場運営の精度向上、労務費の削減などが寄与し、採算が大きく改善した。

大有機 <4187>   ★12-2月期(1Q)経常は26%増益で着地

◆20年11月期第1四半期(19年12月-20年2月)の連結経常利益は前年同期比25.5%増の11.9億円に伸びて着地。半導体材料が旺盛な需要を背景に販売が好調だったことが寄与。化粧品原料や機能材料で利益率の高い製品の販売が増加したことも大幅増益に貢献した。

あさひ <3333>   ★今期経常は4%増益、前期配当を2円増額・今期も18円継続へ

◆20年2月期の経常利益(非連結)は前の期比5.5%増の42.4億円で着地。続く21年2月期も前期比3.8%増の44.1億円に伸びる見通しとなった。今期は500店体制に向けて14店舗の新規出店を計画するほか、既存店改装による活性化やスポーツサイクル専門店の拡大を図る方針。既存店売上高は前期比2.7%増を見込む。

併せて、前期の年間配当を16円→18円(前の期は18円)に増額し、今期も18円を継続する方針とした。同時に発表した3月の既存店売上高は前年同月比18.5%増と大きく伸びた。

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