注目銘柄ダイジェスト(前場):串カツ田中、あさひ、エスプールなど

市況
2020年4月6日 12時08分

串カツ田中<3547>:1017円(+150円)

ストップ高。先週末に3月の月次動向を発表、既存店売上高は前年同月比22.6%減、3カ月ぶりの減少となった。客単価は同4.5%増と上昇したものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響で客数が同25.9%減と大きく落ち込んだ。また、来月以降の既存店前年同期比の開示を控えるとも発表している。ただ、足元の大幅な売上の落ち込みは想定線であり、直営店全店臨時休業発表で先週末にも急落していることで、目先のあく抜け感につながる動きへ。

アダストリア<2685>:1291円(+138円)

急反発。先週末に20年2月期の決算を発表、営業利益は129億円で前期比79.2%増と大幅増益、12月に発表した上方修正の水準を上回って着地した。21年2月期は新型コロナウイルスの影響を受けて未定とし、不透明感は残る状況であるが、WEB事業の順調な拡大、在庫の圧縮などが確認され、ポジティブな見方が優勢となっている。なお、同時に発表した3月の既存店売上高は前年同月比24.2%減と大きく落ち込んでいる。

エスプール<2471>:571円(+80円)

ストップ高。先週末に第1四半期決算を発表している。営業利益は3.9億円で前年同期比82.8%増と大幅増益、上半期計画7.9億円、同3.3%増に対して好調なスタートになったとポジティブ視されている。ビジネスソリューション事業、人材ソリューション事業ともに大幅増収増益となっている。想定以上の業績変化率を受けて、高い収益成長力があらためて見直される展開に。

Sansan<4443>:3840円(+60円)

大幅に4日ぶり反発。マーケティングオートメーションツールの開発・販売を手掛けるSATORI(東京都渋谷区)の株式4万6646株(議決権所有割合27.4%)を取得し、持分法適用関連会社化すると発表している。取得価額は非開示。ビジネスプラットフォームとしての展開を推進し、サービス価値の向上を目指す。株式取得実行日は9日の予定で、持分法による投資損失または利益は、21年5月期から発生する見込み。

あさひ<3333>:1252円(+178円)

急騰。先週末に20年2月期決算を発表、営業利益は40.1億円で前期比2.3%増益、従来計画の42億円はやや下振れたものの、第3四半期までの減益決算から増益に転じた。また、21年2月期は43.6億円で同8.8%増と連続増益の見通しに。電動アシスト自転車やスポーツサイクルなど高付加価値商品へのシフト進展、ネット通販の比率増加、為替レートの改善効果などを見込んでいるもよう。

松屋アールアンドディ<7317>:810円

公開価格(910円)を7.9%下回る838円で初値を付けた。会社設立は82年8月7日。主な事業は自動車安全装置縫合システムの開発・製造・販売、レーザー裁断機の開発・製造・販売、血圧計腕帯の製造、カーシートカバーの生産など。20年3月期の営業利益予想は前期比83.7%増の3.31億円。カーシートカバーやエアバッグなどが伸長すると見込む。第3四半期累計の実績は3.10億円だった。

弁護士コム<6027>:5020円(+345円)

大幅に6日続伸。同社のWeb完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」が、日本法務システム研究所(東京都文京区)が提供する契約書作成システム「LAWGUE」と連携すると発表している。LAWGUE上での契約書作成後に、クラウドサインでのスムーズな電子契約の送付が可能になるという。新型コロナウイルスの影響で企業でのテレワークが進んでおり、クラウド契約の需要拡大を期待した買いが入っているようだ。

《ST》

提供:フィスコ

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