外為サマリー:一時109円10銭台に上昇、リスク選好的な動き継続
6日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=109円03銭前後と前週末の午後5時時点に比べ80銭強のドル高・円安となっている。
時間外取引でのNYダウ先物の上昇を手掛かりに、午前9時40分過ぎには109円00銭台まで上伸。ニューヨーク州のクオモ知事が5日の会見で「新型コロナウイルス感染による1日当たりの死者数が前日より減った」と発言するなど、米国の感染拡大にピークアウトの兆しが出てきたことがリスクオン地合いにつながったもよう。また、新型コロナの感染拡大による世界景気の先行き不透明感を背景に、基軸通貨であるドルのニーズが高まっている面もあるようだ。その後、108円70銭台まで押される場面もみられたが、日経平均株価が上げ幅を広げると再びリスク選好的なドル買い・円売りが流入。午後3時前には109円10銭台に乗せた。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0826ドル前後と同0.0030ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=118円04銭前後と同1円20銭強のユーロ高・円安で推移している。