話題株ピックアップ【夕刊】(3):ヒトコムHD、ボルテージ、ハイパー

注目
2020年4月6日 15時22分

■岡野バルブ製造 <6492>  2,225円  +388 円 (+21.1%)  本日終値

岡野バルブ製造<6492>が急反騰。前週末3日の取引終了後、上限を2万株(発行済み株数の1.16%)、または4000万円とする自社株買いを実施すると発表したことが好感された。取得期間は4月6日から11月20日までで、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行及び資本効率の向上を通じて株主利益向上を図ることが目的としている。また同時に、20年11月期の連結業績予想について、最終利益を1億4000万円から2億4500万円(前期9億8300万円の赤字)へ上方修正したことも好材料視されている。売上高70億6500万円(前期比6.0%増)、営業利益1億円(前期8億7200万円の赤字)は従来見通しを据え置いたものの、子会社岡野クラフトが、福島第一原子力発電所の事故に伴い東京電力ホールディングス<9501>へ請求していた賠償金の受領が決定し、特別利益へ計上したことが要因としている。なお、第1四半期(19年12月~20年2月)決算は、売上高7億3100万円(前年同期比2.3%増)、営業損益3億1400万円の赤字(前年同期4億7600万円の赤字)、最終損益2億5900万円の赤字(同3億3200万円の赤字)だった。

■ガイアックス <3775>  585円  +84 円 (+16.8%)  本日終値

ガイアックス<3775>は反発。きょう昼ごろ、同社出資先のオクリー(東京都千代田区)がCtoCオンラインイベントに特化したプラットフォームサービス「オンラインのみ会」をきょうから提供開始すると発表した。同サービスは、自宅にいながら人と顔をあわせて会話を楽しめるもので、誰でも自由にテーマを決めて簡単にイベントを開催することができる。また、参加費を設定することも可能で、新たな収入源を得る機会にもなる。新型コロナウイルスの感染拡大で苦境に立つエンターテインメント業界や中止を余儀なくされているリアルイベントなどをオンラインから支えていくことを目指すとしている。

■川口化学工業 <4361>  770円  +100 円 (+14.9%) ストップ高   本日終値

川口化学工業<4361>がストップ高。前週末3日の取引終了後に発表した第1四半期(19年12月~20年2月)連結決算が、売上高17億2100万円(前年同期比3.2%減)、営業利益5200万円(同80.1%増)、最終利益4000万円(同83.1%増)と大幅増益となったことが好感された。中間体やその他薬品は堅調に推移した一方、主力のゴム薬品や樹脂薬品が前年を下回った。ただ、国内外市場からの原料の安定調達に注力したほか、生産と在庫の最適化によるコストダウンと経営資源の効率化を進めたことが寄与した。なお、20年11月期通期業績予想は、売上高76億円(前期比1.5%増)、営業利益1億8000万円(同5.6%減)、最終利益1億3000万円(同11.4%減)の従来見通しを据え置いている。

■ヒトコムHD <4433>  830円  +80 円 (+10.7%)  本日終値

ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス<4433>が後場急伸。前引け後に、集計中の第2四半期累計(19年9月~20年2月)連結業績について、売上高が360億円から361億9000万円へ、営業利益が16億7000万円から18億9000万円へ、純利益が9億4500万円から10億2600万円へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。アウトソーシング事業が好調だったことに加えて、EC・TC支援事業で受託するECサイトの販売実績が好調に推移したことや、経費の効率的な運用などが業績を押し上げたという。なお、同社は単独株式移転により19年3月1日に設立されたため、前年同期との比較はない。

■ボルテージ <3639>  324円  +26 円 (+8.7%)  本日終値

ボルテージ<3639>が3日ぶりに反発。前週末3日の取引終了後、中国テンセント社の読み物アプリ「一零零一」で配信している「ダウト~嘘つきオトコは誰?~」の中国語簡体字版が、3月31日現在で登録ユーザー数1万3000人を突破したと発表しており、これが好感された。

■ハイパー <3054>  475円  +38 円 (+8.7%)  本日終値

ハイパー<3054>が急伸。午後0時30分ごろ、子会社セキュリティアと提携し、ビットブレイン(福井県福井市)の提供するリモートデスクトップツール「SPG-Remote」の販売を開始したと発表しており、これが好感された。「SPG-Remote」はアプリケーションをインストールすることで、手軽にネットワーク分離システムを経由して、安全に社内のパソコン画面を転送するリモートデスクトップツール。テレワーク需要が高まっていることから、短期間で稼働することが可能なツールとして取り扱いを開始したという。

■サインポスト <3996>  1,193円  +86 円 (+7.8%)  本日終値

サインポスト<3996>が5日ぶりに反発。前週末3日の取引終了後、北海道新冠(にいかっぷ)町の野菜直売所に設置型AIレジ「ワンダーレジ」を設置することになったと発表しており、これが好材料視された。道の駅「サラブレッドロード新冠」に隣接する「にいかっぷキッチン」内で、ナンモダ(北海道新冠町)が運営する野菜直売所「ナンモダ百貨新冠本店」に設置する予定。ワンダーレジは、画像から商品の種類を識別するため、バーコードがない商品を取り扱う店舗でも導入可能な点が特徴で、同店では交通系ICなどの電子マネーに加えて、初めて現金での支払いにも対応したという。なお、4月18日の稼働開始を予定している。

■識学 <7049>  653円  +47 円 (+7.8%)  本日終値

識学<7049>が後場急上昇。午後0時30分ごろ、3月度の月次売上高が前年同月比25.9%増の1億5064万円になったと発表しており、これが好感された。なお、同社では新型コロナウイルス感染拡大を受けて、取引先企業との商談やサービス提供を延期する案件が発生していることを受けて、事業環境の変化を把握するために「月次売上高」をタイムリーに発表することにしたという。

■シャノン <3976>  1,033円  +45 円 (+4.6%)  本日終値

シャノン<3976>が反発。正午ごろ、同社のマーケティング支援システム「SHANON MARKETING PLATFORM(SMP)」が、早稲田大学の社会人教育事業「WASEDA NEO」に採用されたと発表しており、これが好材料視された。「WASEDA NEO」は17年から早稲田大学が展開している社会人教育事業で、講座のほか、日本橋キャンパス内(コレド日本橋5階)でコワーキングスペースの運営も行っている。シャノンは今回、講座受付・運用管理、またマーケティングアプローチのためのシステムとして、SMPを提供したという。

■バイク王&カンパニー <3377>  139円  +6 円 (+4.5%)  本日終値

バイク王&カンパニー<3377>が6日ぶりに反発。同社は3日取引終了後に、20年11月期第1四半期(19年12月~20年2月)の単独決算を発表。営業損益は1億7400万円の赤字となり、前年同期の2億9900万円の赤字から改善したことが好感されたようだ。売上高は45億4500万円(前年同期比11.9%増)で着地。リテール販売の商品ラインアップの拡充や売り場改善効果などにより、全体の販売台数が増加したほか、平均売上単価(1台当たりの売上高)や平均粗利額(1台当たりの粗利額)が前年同期を上回った。なお、20年11月期通期の単独業績予想は、売上高205億円(前期比1.9%増)、営業利益2億3000万円(同9.1%増)とする従来計画を据え置いている。

●ストップ高銘柄

WTエナジー <1685>  246円  +58 円 (+30.9%) ストップ高   本日終値

農業総合研究所 <3541>  349円  +80 円 (+29.7%) ストップ高   本日終値

WTガソリン <1691>  1,323円  +299 円 (+29.2%) ストップ高   本日終値

興研 <7963>  2,560円  +500 円 (+24.3%) ストップ高   本日終値

重松製作所 <7980>  1,560円  +300 円 (+23.8%) ストップ高   本日終値

など、25銘柄

●ストップ安銘柄

なし

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.