【↑】日経平均 大引け| 急伸・1万8500円回復、「緊急事態宣言」観測で買い戻し膨らむ (4月6日)

市況
2020年4月6日 17時58分

日経平均株価

始値  17857.99

高値  18672.26(14:54)

安値  17802.62(09:10)

大引け 18576.30(前日比 +756.11 、 +4.24% )

売買高  16億7962万株 (東証1部概算)

売買代金  2兆6994億円 (東証1部概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

1.日経平均は756円高と急伸、東証1部の90%超が上昇と全面高

2.前週末のNYダウが反落したことを受け、朝方は弱含む場面も

3.緊急事態宣言が近いとの報道が伝わり売り方の買い戻しが流入

4.トヨタや日産自、ホンダ、SUBARUといった自動車株が大幅高

5.川本産業や重松製、興研がストップ高とマスク関連株が買われる

■東京市場概況

前週末の米国市場では、NYダウは前日比360ドル安と反落した。新型コロナウイルス感染症の拡大や3月の米雇用統計で雇用者数が9年半ぶりに減少したことを受けて景気への警戒感が強まったことで売りが優勢だった。

週明けの東京市場では、日経平均株価は急伸した。国内での新型コロナウイルスの感染拡大を受けて政府による「緊急事態宣言」が近いとの見方から買い戻しが流入した。

6日の東京市場は、前週末のNYダウが雇用統計の悪化で360ドル安と反落したことを受け、日経平均は朝方にマイナス圏になる場面もあった。その後は「早ければ7日にも緊急事態宣言が行われる」との報道が流れ、海外投資家を中心とする売り方の買い戻しなどが流入し、急速に値を上げた。引けにかけて一段高となった。全体相場は、ほぼ全面高で日経平均は1万8500円を回復した。

個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984>や富士フイルムホールディングス<4901>、任天堂<7974>が高く、トヨタ自動車<7203>や日産自動車<7201>、ホンダ<7267>、SUBARU<7270>など自動車株が大幅高となった。デンカ<4061>は連日の急騰。川本産業<3604>や興研<7963>、重松製作所<7980>がストップ高となるなどマスク関連株が買われた。

半面、オリックス<8591>やニトリホールディングス<9843>が安く、すかいらーくホールディングス<3197>が軟調。ネクステージ<3186>やワタベウェディング<4696>、ロイヤルホールディングス<8179>、三陽商会<8011>が値を下げた。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984> 、東エレク <8035> 、KDDI <9433> 、ファストリ <9983> 、信越化 <4063> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約210円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はクレセゾン <8253> 、日通 <9062> 、日立造 <7004> 、古河電 <5801> 、あおぞら銀 <8304> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約0.2円。うち0円はクレセゾン1銘柄によるもの。

東証33業種のすべての業種が上昇。上昇率の大きかった上位5業種は(1)海運業、(2)証券商品先物、(3)輸送用機器、(4)鉱業、(5)情報・通信業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)その他金融業、(2)電気・ガス業、(3)食料品、(4)保険業、(5)ゴム製品。

■個別材料株

△トライSTG <2178> [東証M]

今期経常は2.8倍増益へ。

△エスプール <2471>

12-2月期(1Q)経常は81%増益で着地。

△アダストリア <2685>

前期経常は75%増益で上振れ着地。

△ハイパー <3054> [東証2]

テレワークに最適なリモートデスクトップツール販売開始。

△あさひ <3333>

今期経常は4%増益・前期配当を増額、3月既存店売上高は18%増。

△ボルテージ <3639>

中国版「ダウト」の登録ユーザー数が1万3000人を突破。

△サインポスト <3996>

北海道新冠町の野菜直売所に「ワンダーレジ」設置へ。

△川口化 <4361> [東証2]

第1四半期80%営業増益。

△岡野バ <6492> [東証2]

上期最終を12倍上方修正、通期も増額。

△識学 <7049> [東証M]

3月売上高が26%増。

▼ネクステージ <3186>

今期経常を一転56%減益に下方修正。

▼クラウディア <3607>

上期経常は41%減益で着地。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ヘリオスTH <6927> 、(2)メルコ <6676> 、(3)CEHD <4320> 、(4)ダイトウボウ <3202> 、(5)デンカ <4061> 、(6)串カツ田中 <3547> 、(7)アダストリア <2685> 、(8)鳥貴族 <3193> 、(9)内田洋 <8057> 、(10)エアーテック <6291>

値下がり率上位10傑は(1)ネクステージ <3186> 、(2)クラウディア <3607> 、(3)ワタベ <4696> 、(4)ADWG <2982> 、(5)ジャパンF <2599> 、(6)トルク <8077> 、(7)ロイヤルHD <8179> 、(8)信和 <3447> 、(9)三陽商 <8011> 、(10)ソウルド <6553>

【大引け】

日経平均は前日比756.11円(4.24%)高の1万8576.30円。TOPIXは前日比51.17(3.86%)高の1376.30。出来高は概算で16億7962万株。東証1部の値上がり銘柄数は2004、値下がり銘柄数は141となった。日経ジャスダック平均は2874.96円(40.03円高)。

[2020年4月6日]

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.