タダノが続伸、売価改善など寄与し20年3月期業績は計画上振れ
タダノ<6395>が続伸している。23日の取引終了後、集計中の20年3月期連結業績について、営業利益が116億円から155億円(前期比2.1%減)へ、純利益が70億円から78億円(同31.9%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。
売上高が2280億円の計画に対して2279億円(同20.9%増)で着地とほぼ計画通りとなったことに加えて、日本向けの建設用クレーン、車両搭載型クレーン及び高所作業車の売価の改善や売上構成の変化に伴う原価率の改善が寄与した。また、昨年7月31日に買収が完了したDemag(デマーグ)事業の棚卸資産評価損の減少や統合プロジェクト費用の圧縮などが利益を押し上げた。