この記事はプレミアム会員限定です

伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 5月3日版

市況
2020年5月3日 8時00分

1.NYダウ、過去の暴落後の上昇過程は?

米国は新規感染者数が減少に転じて、感染拡大のピークを過ぎたという見方から、各州で人の移動の制限の緩和を始めました。

このまま徐々に日常へと戻っていくことを前提とするなら、 NYダウの3月23日の安値1万8213ドルは、来年前半までの底値になると考えられます。

米中の覇権争いの中で、米国がこれ以上の遅れを容認するとは考えにくいことから、個人的には、新型コロナ・ウイルスの状況にかかわらず、6月頃からの全米での経済再開が既定路線だと見ています。

これまで、前週末にもNYダウが2万5000ドル以上へ上昇する展開を想定してきました。しかし、実際には上値の重い状態が続いています。想定の通りの展開になっていないので、3月23日の安値が底値であるという見方が間違っていることも考えておく必要があります。

そこで今回は、過去に暴落とも呼べる下げを経過した後、底値をつけて価格が上昇を開始する場合、その上昇の初期段階ではどのような展開になっていたのかについておさらいします。

現在が過去の経験則に当てはまる値動きとなっているなら、まだ上昇の途中の可能性を残します。そうでなければ、5月に1万8213ドルを試す動きになる可能性を考えておく必要が出てきます。

図1は、NYダウ月足です。図中の四角で囲っている部分が暴落後に底値をつけた場面です。

こちらは株探プレミアム限定記事です。プレミアムプランをご契約して読むことができます。
株探プレミアムに申し込む (初回無料体験付き) プレミアム会員の方はこちらからログイン
プレミアム会員になると...
株価情報をリアルタイムで提供
企業業績の表示期数を拡大
限定コラムが読み放題

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.