宮入バは一時S高、バルク付属機器の本格需要見込み21年3月期営業益予想2.1倍
宮入バルブ製作所<6495>が一時ストップ高まで買われた。同社は8日取引終了後に、21年3月期通期の単独業績予想を公表。営業利益見通しを前期比2.1倍の7500万円としていることが好感されているようだ。
売上高は同2.5%増の48億4000万円を見込む。バルク付属機器について設置後20年の交換需要が本格化するとみているほか、赤字製品の生産・販売停止や海外OEM生産による不採算製品の圧縮・撲滅、製造及び販管経費の削減を進めることで収益向上を図るとしている。
なお、20年3月期通期の単独決算は、売上高が前の期比2.8%減の47億2200万円(従来予想は47億円)、営業損益は3500万円の黒字(従来予想は5000万円の黒字)で着地した。競争激化で販売単価が低下したことや、期末の工場操業度を例年より抑えたことが利益面に影響した。