モブキャストが大幅続伸、第1四半期の営業赤字幅拡大もアク抜け感
モブキャストホールディングス<3664>は大幅続伸。28日取引終了後に発表した第1四半期(1~3月)連結決算が、営業損益2億5300万円の赤字(前年同期は1億9900万円の赤字)、最終損益2億2800万円の赤字(同1億8200万円の赤字)と赤字幅拡大で着地したものの、アク抜け感から買われているようだ。
ゲーム事業で、子会社のモブキャストゲームズがゲームゲート(東京都渋谷区)を吸収合併したことによるゲームタイトルの追加が寄与し、売上高は20億4700万円(同41.9%増)と大幅増収となった。ただ、新型コロナウイルスの感染症の影響でモータースポーツ事業が減収となり営業赤字幅拡大したほか、レストラン経営や食器販売などを行うゆとりの空間事業も主力の百貨店を中心に営業自粛や客足の鈍化などが響いた。なお、20年12月通期業績見通しは、新型コロナウイルスの感染症の影響を踏まえて「未定」に修正したとしている。