FRONTEOがカイ気配、認知症診断AIを活用した新医療機器を開発・販売へ
FRONTEO<2158>が寄り付き大口の買い注文に気配値でのスタートとなった。同社は3日取引終了後、共和薬品(大阪市)と共同で、認知症診断を支援する人工知能(AI)を活用した新規医療機器の開発・販売で提携することを発表、これを材料視する買いを呼び込んでいる。認知症診断支援AIシステムはFRONTEO独自の自然言語解析AI「Concept Encoder(コンセプトエンコーダー)」を活用し、患者と医師との間の5~10分程度の会話から認知機能障害の有無を判定することができるシステムで、今後の展開に期待が高まる。FRONTEOの株価は5月下旬以降一気に上げ足を加速し、今週に入り1年8カ月ぶりの高値水準である1056円をつけていた。前日は利益確定売りに一時800円台を割り込む場面もあったが、きょうはカイ気配で急速に切り返しに転じている。