米国株見通し:伸び悩みか、買い継続も週末の売りが重石に

市況
2020年6月5日 15時56分

(15時50分現在)

S&P500先物      3,135.12(+24.62)

ナスダック100先物  9,681.38(+55.13)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は255ドル高。NY原油先物(WTI)も反発し、今晩の米株式市場は買い先行となりそうだ。

4日の主要3指数はまちまち。ダウは4日続伸で、終値は11ドル高の26281ドル。前日まで大きく上昇していたため利益確定売りが出やすい展開となり、ハイテク株は調整の売りが先行しナスダックを下押し。この日発表された新規失業保険申請件数が想定ほど改善せず、株売り要因となった。ただ、ロックダウンによる制限措置が徐々に緩むなか、経済の早期正常化期待が市場心理を支えた。

本日の取引は5月雇用統計が焦点。非農業部門雇用者数は-800.0万人と、マイナス幅は大きく縮小する見通し。半面、失業率は4月の14.7%から一段上昇が見込まれ。20%近くに達すれば回復期待の買いは後退しそうだ。逆に失業率が想定内の内容となれば、底打ち期待で株買いが広がりやすいだろう。もっとも、週末を控え、米中対立や国内での暴動の影響を避けようと、利益確定売りで指数は下押し圧力もかかりやすい。

《TY》

提供:フィスコ

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