東京株式(大引け)=41円安、新型コロナ感染拡大懸念で買い手控え

市況
2020年6月22日 15時48分

週明け22日の東京株式市場は、前週末の米国株市場の地合いを引き継いでやや売り優勢の展開。日経平均は朝安後にプラス圏に切り返したが、後場再び軟化した。

大引けの日経平均株価は前営業日比41円52銭安の2万2437円27銭と反落。東証1部の売買高概算は9億3621万株、売買代金概算は1兆6539億4000万円。値上がり銘柄数は913、対して値下がり銘柄数は1150、変わらずは103銘柄だった。

きょうの東京市場は手掛かり材料難で買い手控えムードが強かった。前週末の米国株市場ではNYダウが200ドルあまりの下落で3日続落、新型コロナウイルス感染拡大を受けて景気回復期待が後退し、日経平均も朝方はこの影響を受けて120円あまり安く始まった。しかし、国内経済の再開期待から下値では押し目買いが入り、前引け時点では小幅プラス圏で着地。アジア株は高安まちまちだったが、ザラ場中は為替の円高に歯止めがかかったことが安心感につながった。後場に入ると売り物薄のなか上げ幅を拡大してスタートしたが、買いの勢いは続かなかった。業種別では医薬品が高い一方、陸運や空運株に売りが目立った。売買代金は低水準で1兆6000億円台にとどまり、約2カ月ぶりの低水準。

個別では、任天堂<7974>、ファーストリテイリング<9983>などが軟調、トヨタ自動車<7203>も冴えない。JR東日本<9020>、JAL<9201>が値を下げ、富士フイルムホールディングス<4901>も売りに押された。Olympicグループ<8289>が値下がり率トップに売られたほか、キャンディル<1446>、フリービット<3843>なども大幅安。三井E&Sホールディングス<7003>が大きく値を下げ、古河電池<6937>も安い。

半面、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>などが堅調、Zホールディングス<4689>もしっかり。塩野義製薬<4507>が強く、中外製薬<4519>なども物色人気で医薬品株の強さが目立った。ワイエイシイホールディングス<6298>がストップ高、クミアイ化学工業<4996>、大阪有機化学工業<4187>なども値を飛ばした。メディカル・データ・ビジョン<3902>も大幅高となった。

出所:MINKABU PRESS

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