東京株式(大引け)=293円高、米株急反発を受け切り返すも終盤伸び悩み

市況
2020年6月30日 15時44分

30日の東京株式市場は朝方から買い優勢の展開で日経平均は一時400円を超える上昇をみせた。ただ、終盤に戻り売り圧力が顕在化し急速に伸び悩んだ。

大引けの日経平均株価は前営業日比293円10銭高の2万2288円14銭と反発。東証1部の売買高概算は12億4084万株、売買代金概算は2兆2425億5000万円。値上がり銘柄数は1093、対して値下がり銘柄数は991、変わらずは85銘柄だった。

きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウやナスダック総合指数など主要株指数が急反発したことを受けリスクオフの巻き戻しが入る格好となった。米国では発表された経済指標が市場予測を上回り景気に対する悲観的な見方が後退、外国為替市場でドル高・円安方向に振れたことも東京市場ではポジティブ材料となった。取引時間中は6月の中国製造業PMIが改善したことなども市場心理を強気に傾ける材料となった。ただ、2万2400円台では戻り売り圧力も強く引けにかけ手仕舞い売りで全体指数は上げ幅を縮小した。日経平均はきょうのほぼ安値圏で着地している。中小型株は利益確定売りに軟化するものも目立っており、東証1部の値上がり銘柄数は全体の5割にとどまった。

個別では、ファーストリテイリング<9983>が1000円超の上昇をみせたほか、東京エレクトロン<8035>、キーエンス<6861>、ダイキン工業<6367>などが上昇した。SUMCO<3436>も高い。東京海上ホールディングス<8766>が買い優勢、エムスリー<2413>、三菱商事<8058>なども堅調。E・Jホールディングス<2153>、ニーズウェル<3992>などが大幅高に買われ、日本電子材料<6855>、Orchestra Holdings<6533>なども大きく水準を切り上げた。

半面、レーザーテック<6920>が利益確定売りに反落、GMOクラウド<3788>は大幅安となった。富士通<6702>も軟調、SMC<6273>も下落した。丸文<7537>が急落、アイロムグループ<2372>、システム情報<3677>なども大幅安。J.フロント リテイリング<3086>の下げも目立った。

出所:MINKABU PRESS

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