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2020年7月8日 5時30分
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前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

■前沢工業 <6489>  410円 (+64円、+18.5%) 一時ストップ高

東証1部の上昇率3位。前澤工業 <6489> が続急騰、一時ストップ高。6日の取引終了後、集計中の20年5月期連結業績予想について、売上高が290億円から299億4400万円(前の期比0.6%減)へ、営業利益が12億6000万円から17億7800万円(同34.6%増)へ、純利益が7億5000万円から10億7500万円(同7.0%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好材料視された。受注残の着実な売り上げ計上に加えて、製販一体となった原価低減とコスト削減努力が奏功したという。なお、業績上振れに伴い、従来6円を予定していた期末配当を8円にするとあわせて発表した。年間配当は14円(前期12円)となる。

■スーパーバリュー <3094>  1,189円 (+181円、+18.0%) 一時ストップ高

スーパーバリュー <3094> [JQ]が4連騰、一時ストップ高に買われ連日の年初来高値更新となった。6日の取引終了後、21年2月期の単独業績予想について、営業利益を2億円から9億4500万円(前期9億2700万円の赤字)へ、最終利益を2億8400万円から6億9000万円(同23億400万円の赤字)に上方修正したことが好感された。売上高は800億円(前期比4.4%増)の従来見通しを据え置いたものの、 新型コロナウイルス感染症拡大の予防や緊急事態宣言による巣ごもり消費の需要などで、第1四半期の既存店売上高が同10.6%増となったことが貢献する。また、昨年11月より継続して取り組んでいる生鮮の利益改善や、グロッサリ及びホームセンターの在庫適正化による利益改善、緊急事態宣言などによるチラシ配布の削減なども寄与した。なお、同時に発表した第1四半期(3-5月)決算は、売上高219億4100万円(前年同期比15.9%増)、営業利益7億4400万円(前年同期3億1400万円の赤字)、最終利益6億3400万円(同2億9000万円の赤字)だった。

■キャリアL <6070>  675円 (+100円、+17.4%) ストップ高

東証1部の上昇率4位。キャリアリンク <6070> がストップ高。6日の取引終了後に発表した21年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益が前年同期比3倍の5億2500万円に急拡大しており、これを好感する買いが入った。主力の事務系人材サービス事業のうち、BPO関連事業部門で既存顧客から新規スポット案件を獲得したことが収益を大きく押し上げた。また、業務処理効率化の推進や新規受注案件にかかる就業スタッフの効率的募集、販管費の削減に取り組んだことなども寄与した。好調な業績を踏まえ、上期の同利益予想を従来の3億6400万円(前年同期比5.2%増)から5億6500万円(同63.3%増)に大幅上方修正し、4期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。

■巴川紙 <3878>  1,039円 (+148円、+16.6%) 一時ストップ高

東証1部の上昇率5位。巴川製紙所 <3878> 急反騰、一時ストップ高。7日、ポリプロピレン(PP)樹脂に天然素材であるセルロース繊維を配合した「グリーンチップCMF」をエフピー化成工業(静岡県富士市)と共同開発したと発表しており、これが好感された。同製品は、特殊混練製法によりセルロース繊維の分散性、成形時の樹脂流動性を向上させた成形性の良い製品で、セルロース繊維を高配合できるため石油由来樹脂の使用量を低減できCO2削減にも貢献するほか、PP樹脂と比較して強度、耐熱性を向上できるため、成形品の厚みを薄くし軽量化を可能とするのが特徴。同社ではサンプル販売を開始し、自動車や輸送分野、食品分野、日用雑貨分野などへの展開を進めるとしている。

■Sansan <4443>  5,180円 (+510円、+10.9%)

Sansan <4443> [東証M]が5連騰。6日の取引終了後、集計中の20年5月期連結業績について、売上高が132億2100万円から133億6200万円(前の期比30.9%増)へ、営業利益が5億9100万円から7億5700万円(前の期8億4900万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。Sansan事業、Eight事業ともに順調に推移したことが要因という。また、これまで未開示としていた最終利益は3億3900万円(同9億4500万円の赤字)となったようだ。

■スマレジ <4431>  3,840円 (+255円、+7.1%)

スマレジ <4431> [東証M]が大幅に3日続伸。岩井コスモ証券は6日、同社株の投資判断「A」を継続するとともに、目標株価を4000円から4100円に引き上げた。同社はクラウド型データ管理POSレジシステム「スマレジ」などを展開。20年4月期は、軽減税率対策補助金による特需をうまく捉え、連結営業利益は前の期比74.0%増の7億5100万円と大幅増益となった。21年4月期は前期の特需のはく落や新型コロナウイルスの影響で、同利益は前期比9.6%減の6億7800万円の見込み。ただ、同証券では下期には成長路線に回帰するとみており、同利益は6億8500万円で着地すると予想。22年4月期の同利益は8億8000万円と急回復を見込む。特に、今年の夏頃には、注目のアプリマーケットが実装されたスマレジ4がリリース予定であることにも期待している。

■レーザーテク <6920>  11,200円 (+720円、+6.9%)

レーザーテック <6920> が大幅3日続伸し1万1000円台を突破、6月29日につけた上場来高値1万950円を更新した。同社は半導体マスクブランクス検査装置で世界シェアを独占しているオンリーワン企業としてマーケットの注目度が高い。特に最近では世界の大手半導体メーカーがEUV露光技術を用いたロジック半導体の量産体制確立を急いでおり、EUV装置向けマスクブランクス検査装置を一手に引き受ける同社が存在を際立たせている。半導体セクターは5Gインフラの本格化に加え、テレワーク市場拡大に伴うデータセンター増設需要など構造的な追い風が意識され、コロナ耐性の強い業種として投資資金の波状的な買いが向かっている。同社はそのシンボルストック的な位置づけにある。

■ヤマトホールディングス <9064>  2,713円 (+157円、+6.1%)

ヤマトホールディングス <9064> が5日続伸し連日の年初来高値更新。6日の取引終了後に発表した6月の小口貨物取扱実績で、宅配便の取扱数が前年同月比18.7%増の1億7022万8199個と3ヵ月連続2ケタ増となったことが好感された。

■セリア <2782>  3,920円 (+205円、+5.5%)

セリア <2782> [JQ]が3日続伸。6日の取引終了後に発表した6月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比9.8%増と2ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。客数が同4.7%増と増えたほか、客単価も同4.8%増と上昇した。

■マニー <7730>  2,919円 (+152円、+5.5%)

マニー <7730> が急反発、1月10日以来となる年初来高値を更新した。6日の取引終了後に発表した第3四半期累計(19年9月-20年5月)連結決算が、売上高118億6300万円(前年同期比13.9%減)、営業利益36億8500万円(同18.1%減)、純利益28億4900万円(同44.2%減)と減収減益となったものの、通期計画に対する営業利益の進捗率が97.5%に達しており、これを評価した買いが入った。新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大によるマーケティング活動が制限され、世界的に外科手術件数などが限定されたことに伴うサージカル、アイレス針、デンタル関連製品の全てのセグメントで売り上げが減少した。なお、20年8月期通期業績予想は、売上高144億4900万円(前期比21.2%減)、営業利益37億7800万円(同35.6%減)、純利益29億8800万円(同51.0%減)の従来見通しを据え置いている。

■ウェルビー <6556>  1,348円 (+70円、+5.5%)

ウェルビー <6556> [東証M]が続急伸。6日の取引終了後、居室空間におけるウイルス対策が期待できるダチョウ抗体配合噴霧剤「ブイブロックエア」の取り扱いを開始したと発表しており、これを好感した買いが入った。同社は先月、ジールコスメティックス(大阪市北区)が開発したダチョウ抗体配合スプレー「ブイブロックスプレー(V BLOCK SPRAY)」関連製品の販売の権利を有するファンライクジャパン(東京都港区)と同製品の販売にかかる取引基本契約を締結し、「ブイブロックスプレー」の取り扱いを開始しているが、「ブイブロックエア」はそれに続くダチョウ抗体配合製品。「エアコンや空気清浄機のフィルターにダチョウ抗体を吹き付け通常通り動かすことで、居室空間のウイルス対策を行うとしている。また、リゾートトラスト <4681> のグループ企業アドバンスト・メディカル・ケアと「ブイブロックスプレー」や「ブイブロックエア」の販売を含む売買基本契約を締結したとあわせて発表した。今後、AMCの本社施設や、AMCを通じてリゾートトラストグループが運営する「エクシブ」「ベイコート倶楽部」などの会員制ホテルやレストランなどで、その利用が予定されているという。

■テクマト <3762>  1,883円 (+94円、+5.3%)

テクマトリックス <3762> が急反発。6日の取引終了後、子会社NOBORIが、救急外来診療に特化したデータ管理システム「NEXT Stage ER2.0」を展開するTXP Medical(東京都中央区)と業務提携したと発表しており、これが好材料視された。今回の提携により、NOBORIの外部画像参照システム「TSUNAGU」と、TXP Medicalの「NEXT Stage ER2.0」を統合した総合業務支援ツール「NEXT Stage ER+」を救急指定病院向けに提供を開始するとしている。

■SBG <9984>  6,190円 (+272円、+4.6%)

ソフトバンクグループ <9984> が東証1部で群を抜く売買代金をこなし6連騰、株式分割後修正値で1年2ヵ月ぶりに6000円大台を回復した。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で同社のビジョン・ファンドを通じて出資した企業の投資価値減少が業績に多大な影響を与えたが、米通信大手TモバイルUS株の一部売却などで資金を調達し、マーケットの過度な不安は後退している。一方、直近では同社が出資する米保険スタートアップのレモネードが株式公開後にセカンダリーで急騰しており、これがソフトバンクGの株価にもポジティブ材料として作用している。

■ツクイ <2398>  525円 (+22円、+4.4%)

ツクイ <2398> が3日続伸。同社は6日取引終了後に、6月度の介護サービス利用者数が前年同月比0.7%減の6万2680人になったと発表。ただ、減少率は5月度(7.0%減)から縮小しているうえ、前月との比較では7.0%増となっていることが好感されたようだ。訪問介護サービスの利用者は前年同月比1.8%増1万3921人となったほか、訪問入浴サービス利用者は同3.4%増の3378人と堅調。デイサービス利用者は同1.7%減の4万5381人だったが、5月度(8.8%減)から改善した。なお、顧客単価は同6.8%増の8万4753円となっている。

■エムスリー <2413>  4,875円 (+170円、+3.6%)

エムスリー <2413> が3日続伸。6日の取引終了後、ソニー <6758> と共同で、新型コロナウイルスで面会制限が出ている医療機関に向けて、遠隔面会システムの提供を開始したと発表しており、これが好感された。同システムは、スマートフォンと通信回線のほか、高齢者や子どもにも使いやすいビデオ通話アプリを搭載し、院内感染を予防しながら家族や友人との面会を実現するというもの。まずは患者家族との面会制限を行っている医療・介護施設に、計1000台を6ヵ月間無償提供し、利用継続希望の施設については有償での継続提供も実施するとしている。

■薬王堂HD <7679>  2,830円 (+98円、+3.6%)

薬王堂ホールディングス <7679> が3日続伸し、年初来高値を更新。6日の取引終了後、第1四半期(3-5月)連結決算を発表しており、売上高277億7700万円、営業利益13億8700万円、最終利益10億4500万円だった。同社は19年9月に単独株式移転により設立したため前年同期との比較はないものの、連結の範囲に実質的に変更はない薬王堂との比較では、売上高は前年同期比14.4%増、営業利益は同51.5%増、最終利益は同48.6%増となり、営業利益が実質5割増となったことが好感された。医薬品の感冒薬、消毒薬などが売り上げを伸ばしたほか、衛生用品のマスク、生理用品、日用品の洗剤や家庭紙などが伸長した。また、ドラッグストア4店舗を新規に出店(退店1店)したことも貢献した。なお、21年2月期通期業績予想は、売上高1103億円(前期比8.1%増)、営業利益39億1500万円(同横ばい)、最終利益31億2700万円(同0.1%増)の従来見通しを据え置いている。

■ディスコ <6146>  27,600円 (+900円、+3.4%)

ディスコ <6146> が大幅高で3日続伸し年初来高値を更新。6日の取引終了後、21年3月期第1四半期の売上高と出荷額(ともに単体ベース)の速報値を発表。売上高は306億6700万円(前年同期比10.7%増)と計画値を7.2%上回り、出荷額は418億7500万円(同49.9%増)と過去最高を更新した。これを好感する買いが入った。精密加工装置は5G関連市場の拡大を背景とした半導体量産用途においてアジアを中心にダイサー、グラインダーともに高水準の出荷が続いた。また、消耗品である精密加工ツールの出荷は、顧客の高い設備稼働率に加えて、新型コロナウイルスなどの影響で顧客による在庫積み増しの動きも顕在化したという。同社は前期から新会計基準しており、より市場との連動性が高い出荷額を開示している。

■エラン <6099>  1,832円 (+51円、+2.9%)

エラン <6099> が5日ぶりに反発。7日午後0時30分ごろ、スマートフォンを使って三密状態を可視化できる三密予防アプリ「ELAN@meet’s」の提供を開始したと発表しており、これが好感された。同アプリは、情報通信技術を活用し、位置情報や検索情報といったスマートフォン利用者の三密情報などを多くの利用者に提供するプライバシー保護に配慮した情報提供サービス。利用者は過去2週間の行動から自身の三密状態をチェックすることができるほか、利用者自身の過去2週間の行動から三密状態を「安全・注意・危険」の3段階で可視化し、感染を避けるための行動変容を促すとしている。

■キーエンス <6861>  44,700円 (+720円、+1.6%)

キーエンス <6861> 、SMC <6273> 、安川電機 <6506> などFA関連株が全般軟調相場に抗して強い動きを示した。中国・上海株市場が政策的な資金流入思惑からここ急速に上値を追っており、6日に大幅高した上海総合指数は7日も買い優勢となり6日続伸と上昇基調を強めた。株高による資産効果から中国景気の底入れ期待も膨らんでおり、中国向け売上比率の高い設備投資セクターに物色の矛先が向いた。

■東エレク <8035>  29,940円 (+440円、+1.5%)

東京エレクトロン <8035> が目先筋の利益確定売りをこなし6日続伸と最高値街道を走る展開。6日までの直近5営業日で株価は3400円あまりも上昇しており、スピード警戒感も出ているが、米国株市場を中心に世界的な半導体関連株高の流れに乗る形で先高期待がなお強い。半導体製造装置は半導体市況の回復期待もさることながら、次世代露光技術であるEUV(極端紫外線)関連市場が新たなマーケットとして急速に立ち上がっており、同社も同分野への商品開発に積極的に経営資源を注いでいる状況にある。同社をはじめ関連企業の株価はEUV技術がもたらす将来的なビジネスチャンスを織り込みに行く段階に入ったとの見方もある。

■商船三井 <9104>  1,991円 (+26円、+1.3%)

商船三井 <9104> が続伸。新型コロナウイルス感染拡大に伴う世界景気回復の遅れに対する警戒感は拭えないものの、ここ中国の積極的な景気対策によるインフラ需要の拡大などを背景に、鉄鉱石や穀物などを運ぶばら積み船運賃が急上昇局面にある。バルチック海運指数は前週末時点で26営業日続伸と異彩の連騰を続け、この間に水準も500前後から1900近辺まで4倍近い急騰をみせた。海運セクターは以前ほどバルチック指数との株価連動性が強くないとはいえ、想定外の海運市況の回復トレンドを背景に、ここにきて買いを呼び込む根拠となった。

■MCJ <6670>  867円 (+11円、+1.3%)

MCJ <6670> [東証2]が反発。6日の取引終了後、子会社ユニットコムが「iiyamaPC」や「中古PC」の販売増加に伴い、国内2拠点で新製造工場の稼働を開始したと発表しており、これが好感された。稼働したのは長野県の「ユニットコム川中島事業所」と島根県「出雲工場第2棟」の2つの新工場で、これによりテレワークやオンライン授業などをはじめとするパソコン需要拡大に対応するという。

※7日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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