東京株式(前引け)=前日比224円安、売り一巡後下げ渋る
4日前引けの日経平均株価は前日比224円58銭安の2万3240円95銭。前場の東証1部の売買高概算は5億3109万株、売買代金は約9405億円。値上がり銘柄数は662、値下がり銘柄数は1401、変わらずは107銘柄だった。
前日のNYダウが一時1000ドル超安と急落したことを受け、日経平均株価は前日比300円を超す下落でスタート。米株式市場ではアップルなど主力IT関連株が売られており、東京市場でも半導体や電子部品株などに売りが膨らんだ。ただ、下値には買いが流入し売り一巡後は下げ渋る展開となった。
個別銘柄では、任天堂<7974>やソフトバンクグループ<9984>、ファーストリテイリング<9983>が安く、ソニー<6758>や東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>などハイテク株が値を下げた。ニューラルポケット<4056>やSun Asterisk<4053>といった直近IPO株の一角が軟調だった。半面、米ゼネラル・モーターズと戦略提携を発表したホンダ<7267>が高く、トヨタ自動車<7203>も値を上げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>といった銀行株も堅調。福島銀行<8562>や栃木銀行<8550>、筑波銀行<8338>が急伸と地銀株に対する物色が続いた。