ソフトバンクGがウリ気配スタート、米ハイテク株安受けデリバティブ取引報道を懸念
ソフトバンクグループ<9984>がウリ気配スタートの展開となり3日続落。米国株市場ではハイテク株を中心にここまでの急速な上昇相場の反動が出ている。そのなか、前週末4日に米ウォール・ストリート・ジャーナルや英フィナンシャル・タイムズなど海外の主要メディアが、「ソフトバンクGが米ハイテク株のデリバティブで数千億円規模の取引をしていることが分かった」と報道、具体的にはオプション取引でコール(買う権利)を40億ドル分購入していたと伝えられており、この投資行動が米ハイテク株高の一翼を担っていたとも推測されている。前週後半の米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合指数の下げが特に目立っており、ソフトバンクGにとっては足もと株価のネガティブ材料として意識されている。