カナモトが反落、建機レンタル需要の回復に時間かかり20年10月期業績予想を下方修正
カナモト<9678>が反落している。前週末4日の取引終了後、20年10月期の連結業績予想について、売上高を1827億円から1779億円(前期比1.5%減)へ、営業利益を161億円から137億円(同23.2%減)へ、純利益を99億円から80億円(同30.0%減)へ下方修正したことが嫌気されている。
公共投資は堅調に推移することが見込まれる一方、民間建設投資は工事の中止や延期などが顕在化し、本格的な建設機械のレンタル需要の回復にはやや時間がかかると予想されることが要因。また、人財投資や災害復旧向けに追加した設備投資の増加に伴う減価償却費の負担増も影響するとしている。
なお、同時に発表した第3四半期累計(19年11月~20年7月)決算は、売上高1329億6100万円(前年同期比0.6%減)、営業利益106億5800万円(同19.4%減)、純利益61億4300万円(同28.1%減)だった。