15日の株式相場見通し=NYダウ上昇も上値の重い展開か
15日の東京株式市場は、上値の重い展開か。前日の米国株市場では主要株指数が揃って上昇した。特に、ソフトバンクグループ<9984>から英半導体設計のアームを買収をすると発表したエヌビディアが買われたほか、新型コロナウイルスに対するワクチン開発期待も膨らんだ。ただ、日経平均株価は前日まで3日続伸し2月中旬以来、7カ月ぶりの高値圏に上昇している。足もとで1ドル=105円70銭台と円高基調にあることも気になる。こうしたなか、日経平均株価は利益確定売りが優勢の展開が予想される。
14日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前週末比327ドル69セント高の2万7993ドル33セントと続伸。ナスダック総合株価指数は、同203.106ポイント高の1万1056.651と3日ぶりに反発した。
日程面では、きょうは中国8月工業生産、同小売売上高、同都市部固定資産投資が発表される。米国ではきょうと明日にかけて米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。米アップルのオンラインイベントも開かれる。