10万円以下で買える、高ROE&低PER 28社【東証1部】編 <割安株特集>
少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、赤字決算や無配の企業が数多くあることには留意したい。
東証1部上場企業では729社が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、投下した資本に対し企業がどれだけの利益を上げられるのかという観点から、ROE(自己資本利益率)が海外投資家の最低投資基準とされる8%を上回り、かつ予想PER(株価収益率)が10倍を下回る銘柄に注目してみた。
下表は東証1部上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)予想ROEが8%以上、(3)予想PERが10倍以下――を条件に投資妙味が高まる28社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、ROE、PERは2日現在)
なお、4日(日)16時00分に「10万円以下で買える、高ROE&低PER【2部・新興】編」を配信する予定です。ご期待下さい。
最低投資 予想 予想
コード 銘柄 金額 ROE PER
<3245> ディアライフ 40800 13.88 9.0
<1890> 東洋建 40900 9.01 7.7
<1821> 三井住友建設 42300 10.73 6.7
<1332> 日水 44100 9.79 9.1
<5358> イソライト 47500 8.88 8.5
<8095> イワキ 50000 8.23 9.7
<3538> ウイルプラス 54200 12.04 7.0
<1887> 日本国土開発 60600 9.56 8.1
<9514> エフオン 62800 12.97 6.8
<3467> アグレ都市 65000 16.33 8.7
<1430> 1stコーポ 67100 15.71 8.9
<4992> 北興化 70400 9.97 6.7
<3280> エストラスト 70400 10.18 7.0
<1719> 安藤ハザマ 70500 10.81 9.2
<3486> グロバルLM 70600 15.87 9.0
<7940> ウェーブHD 72600 8.02 7.1
<1803> 清水建 76900 8.33 9.6
<3941> レンゴー 79300 9.85 7.0
<8892> 日エスコン 86600 22.49 7.0
<1870> 矢作建 88000 9.05 8.0
<8935> FJネクスト 89900 9.98 5.9
<9991> ジェコス 91300 8.30 7.1
<2060> フィードワン 91800 10.32 9.0
<1802> 大林組 92800 11.27 7.1
<1814> 大末建 92900 8.39 6.5
<8133> エネクス 93800 8.48 9.6
<3176> 三洋貿易 96700 10.87 8.4
<3454> Fブラザーズ 97600 15.79 5.5
※単位は最低投資金額が円、ROEが%、PERが倍。
※対象条件について、今期の「最終利益が経常利益の80%以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。
株探ニュース