【↓】日経平均 大引け| 3日ぶり反落、米株安でリスク回避の売り優勢 (10月15日)

市況
2020年10月15日 16時20分

日経平均株価

始値  23548.45

高値  23581.16(10:20)

安値  23458.43(12:31)

大引け 23507.23(前日比 -119.50 、 -0.51% )

売買高  8億8831万株 (東証1部概算)

売買代金 1兆8126億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は3日ぶり反落、米株安でリスク回避の流れに

2.米追加経済対策の早期成立期待が後退し、買い手控えムード

3.前場下げ渋る場面もあったが戻し切れず、後場寄りに一段安

4.一時売りがかさみ、日経平均は2万3500円を割る場面も

5.全体の8割の銘柄が下落、売買代金は4日連続で2兆円割れ

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比165ドル安と続落した。追加経済対策に関して、ムニューシン財務長官が大統領選までの合意に懐疑的な見方を示したことが警戒された。

東京市場では、前日の米株安を受けリスク回避の売り優勢となり、日経平均株価は下値を探る展開となった。ザラ場2万3500円台を割り込む場面もあった。

15日の東京市場は、終始売りに押される展開。前日の米国株市場では追加経済対策の早期成立に対する期待感が後退し、NYダウなど主要株指数が続落したことを受け、買い手控えムードが広がった。今月下旬から本格化する国内企業の決算発表や、11月初旬の米大統領選を前に積極的な買いは入りにくい環境にある。前場は下げ渋る場面もあったが戻し切れずに後場寄り一段安となった。一時2万3500円を割り込んだが、その後は押し目買いが入り下げ渋った。ただ、値下がり銘柄数は東証1部全体の約8割を占めるなど売り圧力の強い地合い。業種別では33業種中、30業種が下落した。東証1部の売買代金は1兆8000億円台にとどまり、今週に入ってから4日連続で2兆円台を下回っている。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>が軟調、任天堂<7974>も下落した。ソニー<6758>、エムスリー<2413>なども冴えない。キーエンス<6861>、SMC<6273>、ファナック<6954>など設投関連も値を下げた。トランザクション<7818>が急落したほか、マイネット<3928>、ダントーホールディングス<5337>も大きく下落した。サイゼリヤ<7581>、ぐるなび<2440>なども売られた。鳥貴族<3193>、ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>なども安い。

半面、ファーストリテイリング<9983>が買い優勢、村田製作所<6981>、富士フイルムホールディングス<4901>などもしっかり、PR TIMES<3922>が急伸。日本エアーテック<6291>、ビーグリー<3981>、サイバーリンクス<3683>なども大幅高に買われた。ジャパンエレベーターサービスホールディングス<6544>、グッドコムアセット<3475>も大きく値を上げた。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、TDK <6762> 、京セラ <6971> 、日東電 <6988> 、ダイキン <6367> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約45円。うち28円はファストリ1銘柄によるもの。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984> 、エムスリー <2413> 、ファナック <6954> 、アドテスト <6857> 、中外薬 <4519> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約75円。

東証33業種のうち上昇は鉄鋼、保険業、空運業の3業種のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)海運業、(2)ゴム製品、(3)不動産業、(4)ガラス土石製品、(5)卸売業。一方、下落率の大きかった5業種は(1)医薬品、(2)パルプ・紙、(3)食料品、(4)水産・農林業、(5)小売業。

■個別材料株

△エスフーズ <2292>

上期経常が24%増益で着地・6-8月期も84%増益。

△共同PR <2436> [JQ]

事業者向け感染症抑止コンサル事業を開始。

△GAテクノ <3491> [東証M]

10月末を基準日に1→3の株式分割。

△農業総研 <3541> [東証M]

JR東日本 <9020> などと資本業務提携を好感。

△レアジョブ <6096> [東証M]

今期経常を33%上方修正・最高益予想を上乗せ。

△Jエレベータ <6544>

1→2の株式分割を実施。

△エコス <7520>

第2四半期営業利益は56%増。

△幸和製 <7807> [JQ]

第2四半期営業益53%増で通期計画超過。

△テーオーHD <9812> [JQ]

6-8月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。

△セキド <9878> [東証2]

イオンモール太田での韓国コスメ催事が活況。

▼UUUM <3990> [東証M]

6-8月期(1Q)経常は90%減益で着地。

▼リックソフト <4429> [東証M]

上期経常が44%減益で着地・6-8月期も62%減益。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)PRTIME <3922> 、(2)エスフーズ <2292> 、(3)エコス <7520> 、(4)エアーテック <6291> 、(5)Jエレベータ <6544> 、(6)ビーグリー <3981> 、(7)グッドコムA <3475> 、(8)サイバーリン <3683> 、(9)ネオジャパン <3921> 、(10)芦森工 <3526>

値下がり率上位10傑は(1)トランザク <7818> 、(2)JNS <3627> 、(3)オンリー <3376> 、(4)マイネット <3928> 、(5)ダントーHD <5337> 、(6)ヘリオスTH <6927> 、(7)ヤーマン <6630> 、(8)TBK <7277> 、(9)松竹 <9601> 、(10)鳥貴族 <3193>

【大引け】

日経平均は前日比119.50円(0.51%)安の2万3507.23円。TOPIXは前日比12.11(0.74%)安の1631.79。出来高は概算で8億8831万株。東証1部の値上がり銘柄数は380、値下がり銘柄数は1723となった。日経ジャスダック平均は3636.00円(18.37円安)。

[2020年10月15日]

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