SEHIが一時15%高、出版事業貢献し上期営業利益は70%増
SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ<9478>が急伸して一時、前週末比30円(15.0%)高の230円に買われ、年初来高値を更新している。前週末23日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算が、売上高28億6300万円(前年同期比2.0%減)、営業利益4億400万円(同70.3%増)、純利益2億5000万円(同2.6倍)と大幅増益だったことが好感されている。
出版事業で書籍のオンライン販売、Webメディア及び電子書籍販売各事業が期初から好調に推移したことに加えて、書籍の店頭販売や新刊書籍販売が持ち直してきたことが業績を牽引した。また、ソフトウェア・ネットワーク事業で新規事業の採算が徐々に向上してきたことや、既存ゲームコンテンツ売り上げなどが堅調に推移したことも寄与した。
同時に、未定としていた21年3月期通期業績予想を発表しており、売上高60億円(前期比0.6%減)、営業利益6億円(同33.1%増)、純利益4億円(同93.3%増)を見込む。