「電気自動車関連」が3位、環境政策への取り組みは世界的に加速へ<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
3 電気自動車関連
5 5G
6 全固体電池
7 半導体
9 太陽光発電関連
10 遠隔医療
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「電気自動車関連」が3位となっている。
激しい選挙戦を繰り広げた米大統領選は、現在開票作業が進んでいる。選挙期間中、株式市場では環境政策に積極的な姿勢をみせる民主党のバイデン候補が優勢と伝わっていたことから、環境関連株に注目が集まった。
環境関連のテーマとしては、太陽光や風力発電などの再生可能エネルギー関連も注目されているが、部材や製造装置、販売やインフラ整備など関連企業のすそ野が広い電気自動車(EV)関連への関心も高い。米国では9月にカリフォルニア州が、2035年までに州内で販売する全ての新車についてガソリン車を禁止にする方針を打ち出した。また10月末には、中国も35年をめどにすべての新車販売について環境対応車にする方針を掲げた。日本でも菅首相が、50年までに国内の温暖化ガスの排出を実質ゼロにする方針を示しており、EV普及に向けて追い風となりそうだ。今後も環境政策への取り組みは世界的に加速していくとみられ、EV関連株の活躍にも期待したい。
主な銘柄としては、トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>、日産自動車<7201>のほか、日野自動車<7205>や三菱自動車工業<7211>などの自動車メーカーがあげられる。また、関連部品や素材などを手掛ける企業にも商機が広がるとみられ、古河電池<6937>やジーエス・ユアサ コーポレーション<6674>、田中化学研究所<4080>、東海カーボン<5301>などもマークしておきたい。