東京株式(大引け)=399円高、トランプ勝利観測でリスクオン

市況
2020年11月4日 15時45分

4日の東京株式市場は前日の欧米株高を受けリスクオンの流れが強まり、日経平均は続急伸となり一時上げ幅は500円を超える場面があった。

大引けの日経平均株価は前営業日比399円75銭高の2万3695円23銭と大幅続伸。東証1部の売買高概算は13億233万株、売買代金概算は2兆5601億円。値上がり銘柄数は1524、対して値下がり銘柄数は573、変わらずは82銘柄だった。

きょうの東京市場は主力株をはじめ広範囲に買いが流入し、日経平均は上値追い基調を強めた。前日の欧米株市場は総じて大幅高に買われた。米株市場では大統領選でのバイデン氏勝利の可能性が高いとの見方が強まり、大型の財政出動に対する期待感が景気敏感株などへの先回り買いに反映された。きょうは、その流れを東京市場も引き継ぐ形でリスクを取る動きが強まった。ただ、大統領選は開票が進むにつれトランプ氏が予想以上に票を伸ばし接戦となった。後場に入ると一転して、トランプ氏が優勢に変わり、その勝利を予測するかのようにナスダック100株価指数先物が買われ、これに東京市場も追随する形となった。日経平均は一時500円を超える上昇をみせ2万3800円台に瞬間乗せる場面もあった。終盤はやや伸び悩んだものの、全体の7割の銘柄が上昇し、売買代金も2兆5000億円台と高水準だった。

個別では、ファーストリテイリング<9983>が大幅高。ソニー<6758>が商いを伴い堅調、キーエンス<6861>、日本電産<6594>、ファナック<6954>なども買いが優勢だった。NTTデータ<9613>が値を飛ばし、信越化学工業<4063>も高い。サインポスト<3996>がストップ高、フジクラ<5803>も一時値幅制限いっぱいに買われた。GSIクレオス<8101>が大幅高となり、ネットワンシステムズ<7518>も急伸。メディカル・データ・ビジョン<3902>も大きく水準を切り上げた。

半面、ソフトバンクグループ<9984>が冴えず、任天堂<7974>も売られた。ネクソン<3659>も軟調だった。レノバ<9519>が急落したほか、カルビー<2229>、SGホールディングス<9143>なども安い。ヒロセ電機<6806>、ゴルフダイジェスト・オンライン<3319>なども売りに押される展開となった。

出所:MINKABU PRESS

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