17日の株式相場見通し=買い優勢、ダウ最高値に追随し2万6000円台回復へ
17日の東京株式市場は、買い優勢の地合いが続き日経平均は2万6000円台を回復する展開が想定される。2万6000円台回復となれば1991年5月以来29年半ぶりとなる。前日の米国株市場では米医薬品会社モデルナがコロナワクチンの最終治験で94.5%の有効性を得られたと発表したことを受け、ワクチン開発期待が高まり、これを背景にNYダウが9カ月ぶりに史上最高値を更新した。リスクを取る動きが一段と加速しており、東京市場もこの流れを引き継ぐことが予想される。日経平均は前日に500円を超える上昇をみせ、11月に入ってから既に3000円近く水準を切り上げており過熱感も意識されるが、世界株高の様相を強めるなかで足もとは引き続き買いの勢いが勝りそうだ。
16日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比470ドル63セント高の2万9950ドル44セントと大幅続伸。ナスダック総合株価指数は同94.843ポイント高の1万1924.129だった。
日程面では、きょうは海外で10月の米小売売上高、10月の米鉱工業生産・設備稼働率。11月のNAHB住宅市場指数など。