東京株式(前引け)=小幅続伸、朝高後に利益確定売りで値を消す
17日前引けの日経平均株価は前営業日比6円48銭高の2万5913円41銭と小幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は6億5287万株、売買代金概算は1兆2919億6000万円。値上がり銘柄数は581、対して値下がり銘柄数は1520、変わらずは74銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は前日の米国株式市場でNYダウが史上最高値を更新したことを受け、朝方はリスク選好ムードのなか日経平均が大きく上値を伸ばし2万6000円台を回復してスタートした。しかし、その後は利益確定の動きが強まり、前場後半は値を消す展開を余儀なくされた。一時はマイナス圏に沈む場面もあったが、前引け段階ではかろうじてプラス圏を維持している。ただ、値下がり銘柄数は全体の7割を占めるなど売り圧力の強い地合いとなっている。
個別では三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが商いを伴い高く、東京エレクトロン<8035>も上昇した。レノバ<9519>が物色人気、JR東日本<9020>、東京海上ホールディングス<8766>なども高い。エンプラス<6961>、ユー・エム・シー・エレクトロニクス<6615>、市光工業<7244>などが急伸。半面、ソフトバンクグループ<9984>が軟調、チェンジ<3962>も売られた。エムスリー<2413>が安く、キーエンス<6861>も値を下げた。スカラ<4845>がストップ安に売り込まれ、ダイトウボウ<3202>も大きく下落した。ブイキューブ<3681>も安い。