「オンライン診療」が20位にランクイン、新型コロナ第3波襲来と原則解禁で再注目<注目テーマ>
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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「オンライン診療」が20位にランクインしている。
オンライン診療は、パソコンやスマートフォンなどを通じて医師が患者の診察や診断を行うというもの。日本でも2018年度の診療報酬改定でオンライン診療料が初めて保険適用されたが、対象疾患が高血圧、糖尿病といった生活習慣病や、てんかん、小児特定疾患などに限定。しかも事前に同じ医師による6カ月以上の対面診療が必要であり、更に緊急時に概ね30分以内で対面による診察が可能な施設に限られていた。20年度の診療報酬改定では、通院が必要な慢性頭痛を対象疾患に追加したほか、事前の対面診療の期間が6カ月から3カ月となり、施設基準から緊急時対応の30分ルールが撤廃されるなど条件が緩和されたが、それでも対象疾患が限られていたことや、初診は対面が必須であること、医師サイドの反対などがあり、普及は遅々として進んでいなかった。
ただ、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、医療機関での2次感染を防ぐなどの観点から、厚労省から臨時的・特例的にオンライン診療の対象範囲を拡大する方針が示され、4月の緊急経済対策では受診歴のない初診患者についても、電話やオンラインによる診療と服薬指導を認める方針が時限的な措置として示された。また、菅政権誕生で、10月には田村憲久厚生労働大臣、河野太郎行政改革・規制改革担当大臣、平井卓也デジタル改革担当大臣の3大臣が初診も含めたオンライン診療の原則解禁で合意し、コロナ禍収束後も映像によるやりとりができることに限って恒久化すると発表している。これに加えて、ここ最近のコロナ感染拡大「第3波」襲来もあって、株価的にここ最近出番の乏しかった「オンライン診療」への関心が高まっているようだ。
この日の関連銘柄では、ブイキューブ<3681>やMRT<6034>が大幅高。エムティーアイ<9438>などもしっかりとなっている。