話題株ピックアップ【夕刊】(1):日立造、コーセル、HOYA

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2020年12月22日 15時13分

■日立造船 <7004>  507円  +17 円 (+3.5%)  本日終値  東証1部 上昇率6位

日立造船<7004>が大幅高で3日続伸。きょう付の日本経済新聞朝刊で「伊藤忠商事と日立造船はアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで世界最大級のごみ焼却発電を受注した」と報じられており、これが好材料視された。記事によると、ドバイの家庭から出る一般ごみを燃やし、その余剰熱で発電もする施設で、総事業費は約1200億円に上るという。24年に稼働する予定で35年間の運営も担うとしており、業績への貢献が期待されている。

■コーセル <6905>  1,217円  +22 円 (+1.8%)  本日終値

コーセル<6905>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が21日付で、投資判断「ホールド」を継続し、目標株価を1200円から1300円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。21年5月期第2四半期の順調な利益進捗や半導体製造装置向けなどの需要環境の好転などを踏まえて、21年5月期営業利益予想を22億円から28億円へ、22年5月期を同26億円から32億1000万円へ引き上げている。

■HOYA <7741>  14,025円  +65 円 (+0.5%)  本日終値

HOYA<7741>はしっかり。SMBC日興証券が21日付で、投資評価を「2」から「1」とし、目標株価を1万3000円から1万5000円へ引き上げたことが好感された。半導体市場及びWFE前提見通し引き上げに伴い、同社のマスクブランクスもEUV及びDUVで成長性がもう一段高まると判断。22年以降の能力増強の可能性も織り込んで業績予想を見直し、21年3月期の営業利益予想を1470億円から1530億円へ上方修正している。

■日本工営 <1954>  2,656円  +9 円 (+0.3%)  本日終値

日本工営<1954>がしっかり。午前10時ごろ、ミャンマーの最大都市であるヤンゴン市で量子コンピューティング技術を活用した最適な都市交通と環境づくりに向けた「グリーンリカバリー促進事業」を開始したと発表しており、これが好感された。同事業は、環境省が実施する脱炭素化を推進するための「令和2年度脱炭素社会実現のための都市間連携事業」に採択され、同社や共同応募者の福岡市及び量子コンピュータ関連ビジネスを手掛けるグルーヴノーツ(福岡市中央区)のほか3社の提案が採用されたもの。今後、ヤンゴン市で廃棄物分野のODA事業も取り組んでいる福岡市による検討内容への助言や現地活動への支援のもと、同社とグルーヴノーツが培ってきた施術やノウハウを共有・連携していき、ヤンゴン市でCO2排出量削減や最適な都市交通と環境づくりに貢献するとしている。

■IBJ <6071>  746円  -57 円 (-7.1%)  本日終値

IBJ<6071>が続落。21日の取引終了後、未定としていた20年12月期の配当予想を6円にすると発表しており、前期比3円の減配となることが嫌気された。

■富士フイルム <4901>  5,212円  -330 円 (-6.0%)  本日終値

富士フイルムホールディングス<4901>が大幅続落。厚生労働省薬事・食品衛生審議会医薬品第2部会が21日に開催され、同社傘下の富士フイルム富山化学の「アビガン」に関して、新型コロナウイルス治療薬として承認するかどうかの判断を見送ったことが伝わっており、これが嫌気された。

■国際石油開発帝石 <1605>  546円  -29 円 (-5.0%)  本日終値

国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>など資源開発関連やENEOSホールディングス<5020>など石油元売り企業の株が安い。新型コロナウイルスの感染拡大による世界景気に与える影響が警戒されるなか、ここ上昇基調にあった原油市況も反転し、前日のWTI原油先物価格は6日ぶりに急反落、1ドル36セント安の1バレル=47ドル74セントまで水準を切り下げた。これを背景に米国株市場ではシェブロンやエクソンモービルなどエネルギー関連株が売られ全体指数の足を引っ張った。東京市場でも原油価格と株価連動性が高い銘柄に売りを呼んだ。

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