サーバワクスが切り返し急、決算発表絡みのリスク少なく来期業績回復をにらんだ動き
サーバーワークス<4434>は6%を超える上昇で切り返している。今月12日にマドを開けて買われ大底圏を離脱、以降は5日移動平均線をサポートラインに一貫した戻りトレンドを形成している。時価は依然として昨年の株式分割前につけた4月高値1万1200円(分割修正値)からみて約半値の水準にあり出遅れ感が強い。クラウドソリューション・プロバイダーでAWS導入支援及び保守を専業とする。世界的な新型コロナウイルスの感染拡大を背景にリモートワーク導入が進むほか、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)投資が活発で同社の収益機会が高まっている。国内企業の決算発表が本格化しているが、同社は2月決算企業であり目先的に決算発表絡みで株価が振らされる可能性が低く、22年2月期以降の業績回復をにらみ中期狙いの資金を呼び込みやすくなっている。昨年10月に今期営業利益予想の下方修正を発表したが、減額幅は小さく株価面でも織り込みが完了している。