東洋建が続伸スタート、21年3月期経常を一転増益・最高益に上方修正し配当も8円増額
東洋建設<1890>が3日続伸。27日の取引終了後、21年3月期の連結経常利益を従来予想の77億円から107億円へ上方修正すると発表。従来の16.0%減益予想から一転して16.7%増益を見込み、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが好材料視されている。
国内建築事業における一部工事の着手遅れやコロナ禍で海外建設事業の施工中断が長期化したことにより売上高は計画を下回るものの、国内土木事業の一部大型繰り越し工事で採算が改善したことなどで利益は前回予想を上振れする見込みとなった。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の12円から20円(前期は15円)へ大幅増額修正したことも評価材料となっている。