【↑】日経平均 大引け| 3日ぶり急反発、景気敏感株高く2万8000円台を回復 (2月1日)

市況
2021年2月1日 18時07分

日経平均株価

始値  27649.07

高値  28107.10(14:58)

安値  27649.07(09:00)

大引け 28091.05(前日比 +427.66 、 +1.55% )

売買高  11億4553万株 (東証1部概算)

売買代金  2兆5118億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は3日ぶり急反発、2万8000円台を回復

2.前週末の米株急落も、事前に先物で織り込み買い戻し

3.アジア株や米株先物を横にらみにリスク選好の地合い

4.個別は好決算発表銘柄など買われ、市場心理を支える

5.海運や鉄鋼など景気敏感株高く、電子部品株に売り物

■東京市場概況

前週末の米国市場では、NYダウは前日比620ドル安と大幅に反落した。個人投資家による一部銘柄の投機的取引が市場の混乱を招くとの警戒感から売りが優勢となった。

週明けの東京市場では大きく買い戻される展開となり、日経平均株価は寄り後も一貫して上げ幅を広げ、終値で2万8000円大台を回復した。

1日の東京市場は、前週末とは打って変わって広範囲に買いが優勢となった。前週末の米国株市場はNYダウナスダック総合指数など主要株指数が大幅安となったが、東京市場では前週末に米国株市場に先立って株価を下げていたことから、きょうはその反動もあって目先空売り筋の買い戻しなどが全体を押し上げた。取引時間中は堅調に推移するアジア株市場や米株先物の動向を横目にリスクを取る動きが次第に強まった。徐々に本格化する国内企業の決算発表を背景に、好決算銘柄への買いが全体相場のセンチメントを強くした面もあった。海運や非鉄、鉄鋼など景気敏感株に買われるものが目立ち、半導体関連株も切り返す銘柄が多かった。一方、好決算にもかかわらず電子部品株大手は売りに押されるケースが目を引いた。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>が堅調、任天堂<7974>は2000円を超える上昇となった。エムスリー<2413>が大きく反発したほか、NEC<6701>も活況高。キーエンス<6861>、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>なども買われた。日本電産<6594>も高い。スクロール<8005>、ZOZO<3092>がストップ高を演じ、JVCケンウッド<6632>も商いを伴い急伸。TOTO<5332>なども物色人気を集めた。

半面、村田製作所<6981>、TDK<6762>、太陽誘電など電子部品株が安く、JR東日本<9020>も値を下げた。JCRファーマ<4552>も利食われた。アカツキ<3932>、マーベラス<7844>が急落したほか、タダノ<6395>も安い。アイティメディア<2148>が大幅安となり、東洋水産<2875>、味の素<2802>などの下げも目立った。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984> 、ファストリ <9983> 、エムスリー <2413> 、東エレク <8035> 、TOTO <5332> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約208円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はTDK <6762> 、太陽誘電 <6976> 、日立建機 <6305> 、味の素 <2802> 、キッコマン <2801> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約47円。うち28円はTDK1銘柄によるもの。

東証33業種のうち上昇は27業種。上昇率の上位5業種は(1)ガラス土石製品、(2)非鉄金属、(3)金属製品、(4)海運業、(5)その他製品。一方、下落率の上位5業種は(1)食料品、(2)石油石炭製品、(3)陸運業、(4)鉱業、(5)電気・ガス業。

■個別材料株

△ZOZO <3092>

21年3月期業績及び配当予想を上方修正。

△国際チャート <3956> [JQ]

10-12月期営業利益2.7倍。

△プロパテDB <4389> [東証M]

21年3月期業績及び配当予想を上方修正。

△TOTO <5332>

21年3月期経常を一転増益に上方修正し配当も10円増額。

△Tホライゾン <6629> [JQ]

今期経常を36%上方修正・最高益予想を上乗せ。

△NEC <6701>

4-12月期(3Q累計)税引き前が9%増益で着地・10-12月期も2倍増益。

△Jティッシュ <7774> [JQG]

帝人 <3401> によるTOB価格にサヤ寄せ。

△KIMOTO <7908>

第3四半期営業利益が通期計画上回る。

△スクロール <8005>

今期経常を44%上方修正・最高益予想を上乗せ。

△SCSK <9719>

21年3月期業績及び配当予想を上方修正。

▼タダノ <6395>

21年3月期最終損益を赤字幅拡大へ下方修正。

▼JR東日本 <9020>

21年3月期最終損益の赤字拡大を嫌気。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)スクロール <8005> 、(2)ZOZO <3092> 、(3)JVCケンウ <6632> 、(4)大紀ア <5702> 、(5)SCSK <9719> 、(6)きもと <7908> 、(7)NEC <6701> 、(8)ハイマックス <4299> 、(9)TOTO <5332> 、(10)ダイヤHD <6699>

値下がり率上位10傑は(1)アカツキ <3932> 、(2)ITメディア <2148> 、(3)手間いらず <2477> 、(4)Dmミックス <7354> 、(5)都築電 <8157> 、(6)マーベラス <7844> 、(7)ニホンフラ <7820> 、(8)イントラスト <7191> 、(9)JCRファ <4552> 、(10)グローバル社 <3271>

【大引け】

日経平均は前日比427.66円(1.55%)高の2万8091.05円。TOPIXは前日比21.06(1.16%)高の1829.84。出来高は概算で11億4553万株。東証1部の値上がり銘柄数は1336、値下がり銘柄数は769となった。日経ジャスダック平均は3793.63円(18.95円高)。

[2021年2月1日]

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