日立が1年1カ月ぶり新高値、DX需要取り込みIT関連部門牽引で業績予想を増額
日立製作所<6501>が続伸。一時189円高の4750円まで上値を伸ばし、昨年1月7日につけた昨年来高値4693円を上回り、約1年1カ月ぶりの新高値となった。同社は3日取引終了後、21年3月期業績予想の修正を発表、売上高は従来予想の7兆9400億円から8兆3000億円(前期比5.3%減)に最終利益は3000億円から3700億円(同4.2倍)に増額した。コロナ禍で合理化に向けた企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)投資が加速するなか、主力部門のIT関連事業が好調に推移し収益押し上げに寄与している。これを好感する機関投資家とみられる大口の買いを呼び込んだ。