【↓】日経平均 大引け| 4日ぶり反落、主力株中心に利益確定売りが優勢 (2月4日)

市況
2021年2月4日 17時40分

日経平均株価

始値  28557.46

高値  28600.22(09:27)

安値  28325.89(14:09)

大引け 28341.95(前日比 -304.55 、 -1.06% )

売買高  13億4443万株 (東証1部概算)

売買代金  2兆8045億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は4日ぶり反落、目先利益確定売り優勢に

2.後場に先物を絡め下げ足が強まり300円強の下落

3.半導体や電子部品の主力銘柄軟調もソニー株は急伸

4.値上がり銘柄数は1100を超え値下がり数上回る

5.商い活発で売買代金は2兆8000億円と活況呈す

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比36ドル高と3日続伸した。米追加経済対策に対する期待が膨らみ景気敏感株の一角が上昇したほか、米長期金利の上昇を受け金融株が値を上げた。。

東京市場では、前日までの上昇の反動から利益確定の売りが優勢となり、日経平均株価は300円を超える下落となった。

4日の東京市場は、前日の米国株市場で主要株価指数が高安まちまちの展開となったことを受け、リスク選好の動きが一服、朝方から主力株中心に利食われる銘柄が多くなった。特に、半導体関連や電子部品関連株などへの売りが続いた。一方、新型コロナウイルスの感染拡大を背景に売り込まれた景気敏感株が買い戻される動きも継続した。本格化する企業の決算発表は好調なものが多く、好決算銘柄などへの買いを中心に値上がり銘柄数は1100を超え値下がり銘柄数を上回った。個別ではソニー<6758>が業績上方修正を受けて商いを伴い大きく買われたが、この物色の流れが他の主力ハイテク銘柄には広がらなかった。ただ、売り買いは活発で東証1部の売買代金は2兆8000億円と活況だった。

個別では、花王<4452>、エムスリー<2413>が大幅安、任天堂<7974>なども売られた。日本電産<6594>が値を下げ、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、TDK<6762>なども安い。GMOペパボ<3633>、ラクスル<4384>が急落、サンケン電気<6707>も大きく値を下げた。Zホールディングス<4689>、キッコーマン<2801>なども下落した。

半面、ソニーが群を抜く売買代金をこなして大幅高に買われ、ソフトバンクグループ<9984>も堅調。日立製作所<6501>が高く、日本航空<9201>も買いが優勢だった。東芝<6502>も上昇した。野村ホールディングス<8604>、NTT<9432>なども堅調。システムソフト<7527>がストップ高に買われ、ユー・エム・シー・エレクトロニクス<6615>も値を飛ばした。マネックスグループ<8698>も物色人気。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はソニー <6758> 、SBG <9984> 、KDDI <9433> 、TOTO <5332> 、デンソー <6902> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約67円。うち37円はソニー1銘柄によるもの。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、東エレク <8035> 、ファナック <6954> 、エムスリー <2413> 、アドテスト <6857> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約168円。

東証33業種のうち上昇は16業種。上昇率の上位5業種は(1)証券商品先物、(2)海運業、(3)ゴム製品、(4)鉱業、(5)石油石炭製品。一方、下落率の上位5業種は(1)サービス業、(2)化学、(3)機械、(4)食料品、(5)その他製品。

■個別材料株

△デジタルHD <2389>

ラクスル <4384> 株の売却益を21年12月期第1四半期に計上へ。

△クオールHD <3034>

10-12月期(3Q)経常は37%増益。

△スマレジ <4431> [東証M]

1月の登録店舗数が1.1%増。

△ヒトコムHD <4433>

上期経常利益予想を一転増益に大幅上方修正。

△イソライト <5358>

今期経常を17%上方修正、配当も6円増額。

△ソニー <6758>

今期税引き前を一転40%増益に上方修正・2期ぶり最高益。

△システムソフ <7527>

今期経常を2.5倍上方修正。

△オカムラ <7994>

「4-12月期営業利益は3%増益」との報道。

△ジャックス <8584>

今期経常を26%上方修正。

△野村 <8604>

4-12月期(3Q累計)税引き前が45%増益で着地・10-12月期も88%増益。

▼MKシステム <3910> [JQ]

今期経常を一転35%減益に下方修正。

▼クレオ <9698> [JQ]

4-12月期(3Q累計)経常は14%減益で着地。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)システムソフ <7527> 、(2)UMCエレ <6615> 、(3)デジタルHD <2389> 、(4)ソニー <6758> 、(5)ヒトコムHD <4433> 、(6)ジャックス <8584> 、(7)マネックスG <8698> 、(8)FJネクスト <8935> 、(9)クオールHD <3034> 、(10)テンポイノベ <3484>

値下がり率上位10傑は(1)GMOペパボ <3633> 、(2)ラクスル <4384> 、(3)サンケン <6707> 、(4)IRジャパン <6035> 、(5)メガチップス <6875> 、(6)日ケミコン <6997> 、(7)花王 <4452> 、(8)レシップHD <7213> 、(9)JCU <4975> 、(10)ZHD <4689>

【大引け】

日経平均は前日比304.55円(1.06%)安の2万8341.95円。TOPIXは前日比5.97(0.32%)安の1865.12。出来高は概算で13億4443万株。東証1部の値上がり銘柄数は1116、値下がり銘柄数は984となった。日経ジャスダック平均は3825.03円(11.44円安)。

[2021年2月4日]

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