話題株ピックアップ【夕刊】(2):PS三菱、ニッタ、洋缶HD

注目
2021年2月8日 15時15分

■ピーエス三菱 <1871>  689円  +52 円 (+8.2%)  本日終値

ピーエス三菱<1871>がカイ気配でスタートし大幅高。5日の取引終了後、21年3月期の連結経常利益を従来予想の45億5000万円から70億円へ上方修正すると発表。従来の7.1%減益予想から一転して42.9%増益見通しとなり、これが好材料視された。今期業績の上方修正は昨年10月に続き、2回目となる。手持ち工事が順調に進捗していることに加え、土木事業の大型工事を中心に採算が改善することが利益を大きく押し上げる。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の20円から26円(前期は20円)に大幅増額修正したことも評価材料となっている。

■ニッタ <5186>  2,528円  +189 円 (+8.1%)  本日終値

5日に決算を発表。「今期経常を19%上方修正、配当も5円増額」が好感された。

ニッタ <5186> が2月5日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比25.3%減の43.6億円に減った。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の60円→65円(前期は70円)に増額修正した。

⇒⇒ニッタの詳しい業績推移表を見る

■グンゼ <3002>  3,870円  +285 円 (+8.0%)  本日終値

グンゼ<3002>が5連騰。5日取引終了後、発行済み株式数(自社株を除く)の3.11%にあたる60万株または23億円を上限に自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視された。買い付け期間はきょうから11月30日まで。発表を受けて、需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められている。同時に発表した21年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結業績は、売上高926億3000万円(前年同期比14.0%減)、経常利益41億1700万円(同35.5%減)だったが、四半期ベースでマイナス幅は縮小基調にあり弱材料となっていないようだ。

■洋缶HD <5901>  1,348円  +99 円 (+7.9%)  本日終値

5日に決算を発表。「今期経常を17%上方修正」が好感された。

東洋製罐グループホールディングス <5901> が2月5日大引け後(16:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比21.3%減の176億円に減った。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の205億円→240億円(前期は284億円)に17.1%上方修正し、減益率が27.8%減→15.5%減に縮小する見通しとなった。

⇒⇒洋缶HDの詳しい業績推移表を見る

■ゼリア新薬工業 <4559>  2,165円  +156 円 (+7.8%)  本日終値

5日に決算を発表。「今期最終を12%上方修正」が好感された。

ゼリア新薬工業 <4559> が2月5日大引け後(16:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は前年同期比57.6%増の36.8億円に拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の33億円→37億円(前期は29.2億円)に12.1%上方修正し、増益率が12.8%増→26.5%増に拡大する見通しとなった。

⇒⇒ゼリア新薬工業の詳しい業績推移表を見る

■ホシデン <6804>  1,125円  +79 円 (+7.6%)  本日終値

5日に決算を発表。「今期経常を5%上方修正、配当も5円増額」が好感された。

ホシデン <6804> が2月5日大引け後(15:20)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比13.3%減の87.1億円に減った。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の20円→25円(前期は25円)に増額修正した。

⇒⇒ホシデンの詳しい業績推移表を見る

■ミネベアミツミ <6479>  2,564円  +169 円 (+7.1%)  本日終値

ミネベアミツミ<6479>が大幅続伸し昨年来高値を更新。前週末5日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を9400億円から9800億円(前期比0.2%増)へ、営業利益を500億円から580億円(同1.1%減)へ、純利益を390億円から450億円(同2.1%減)へ上方修正したことが好感された。第3四半期の実績が想定を上回ったことに加えて、第4四半期も引き続きエレクトロデバイスや半導体、ボールベアリングなどの堅調な需要が見込まれることが要因としている。また、従来未定としていた期末配当予想を14円にするとあわせて発表した。年間配当は前期と同じ28円となる予定だ。なお、同時に発表した第3四半期累計(20年4~12月)決算は、売上高7374億3900万円(前年同期比1.9%減)、営業利益425億1600万円(同8.1%減)、純利益329億8400万円(同7.2%減)だった。更に、上限を400万株(発行済み株数の0.98%)、または100億円とする自社株買いを実施すると発表したことも好材料視された。取得期間は2月8日から4月30日までで、株主還元及び資本効率の向上と経営環境に応じた機動的な資本政策を遂行することが目的という。

■クレハ <4023>  7,130円  +460 円 (+6.9%)  本日終値

5日に決算を発表。「今期税引き前を17%上方修正」が好感された。

クレハ <4023> が2月5日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益は前年同期比42.5%減の148億円に落ち込んだ。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の145億円→170億円(前期は179億円)に17.2%上方修正し、減益率が19.2%減→5.3%減に縮小する見通しとなった。

⇒⇒クレハの詳しい業績推移表を見る

■日本パーカライジング <4095>  1,110円  +70 円 (+6.7%)  本日終値

日本パーカライジング<4095>が大幅続伸。前週末5日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を930億円から980億円(前期比17.7%減)へ、営業利益を74億円から103億円(同18.3%減)へ、純利益を70億円から86億円(同9.0%減)へ上方修正したことが好感された。10月以降、主要取引先の自動車・鉄鋼業界の事業環境の好転により、薬品事業及び加工事業の売上高が回復傾向にあることが要因としている。なお、同時に発表した第3四半期累計(20年4~12月)決算は、売上高696億9400万円(前年同期比21.5%減)、営業利益68億4800万円(同36.6%減)、純利益58億5400万円(同29.1%減)だった。

■千葉銀行 <8331>  645円  +40 円 (+6.6%)  本日終値

5日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常は1%減益で着地、今期配当を2円増額修正」が好感された。

千葉銀行 <8331> が2月5日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比1.3%減の581億円となり、通期計画の695億円に対する進捗率は83.7%となり、5年平均の82.1%とほぼ同水準だった。同時に、今期の年間配当を従来計画の18円→20円(前期は18円)に増額修正した。

⇒⇒千葉銀行の詳しい業績推移表を見る

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.