株価指数先物【昼のコメント】 日銀ETF買いは見送りとの見方で戻り売り圧力強まる

市況
2021年2月19日 12時24分

日経225先物は11時30分時点、前日比320円安の2万9910円(-1.05%)前後で推移している。寄り付きは3万20円とシカゴ先物清算値(3万120円)を下回って始まり、その直後には3万円の大台を割り込んだ。いったんは短期的な調整一巡感から打診買いを誘う格好となり、前場半ばには一時3万160円まで戻す場面もみられた。しかし、戻りの鈍さが意識されるなか、前引けにかけて再び売られており、2万9890円まで下げ幅を広げている。

米半導体株の下落の影響が警戒されていたものの、東京エレクトロン <8035> 、アドバンテスト <6857> が堅調な推移をみせており安心感に繋がっている。一方、想定線ではあるとはいえ、昨日と打って変わって、ファーストリテイリング <9983> が反動安から1社で日経平均株価を約113円下押す格好である。NT倍率は一時15.60倍と連日で最高値を更新した後、15.51倍にまで低下している。

前引けのTOPIXは0.76%の下落となったが、前日に0.5%以上の下落ながら日銀がETF買い入れを見送ったことで、市場ではETF買いの見直しに向けた布石との見方が浮上している。この思惑を背景にランチタイムでは2万9740円まで下落しており、戻り待ちの売り圧力が警戒されよう。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.