「円安メリット」が14位にランク、米金利上昇で1ドル=108円台に<注目テーマ>
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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「円安メリット」関連が14位となっている。
足もとの為替市場で円安基調が強まっている。5日のニューヨーク市場では一時1ドル=108円60銭台までドル高・円安が進行。20年6月以来の円安水準に振れた。今年1月初旬には102円半ばまで円高が進んだだけに、一転して円安基調にあるが、この背景には米長期金利が上昇し日米金利差が拡大していることがある。
米2月雇用統計は堅調であり、来週予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果次第では一段とドル高・円安が進行するとの観測もある。自動車や電機、機械など輸出企業には円安メリットが大きい。トヨタ自動車<7203>は21年3月期の想定為替レートを1ドル=105円としており、為替差益も期待される。自動車では、日産自動車<7201>やホンダ<7267>、マツダ<7261>など、電機でパナソニック<6752>や富士通<6702>、TDK<6762>、カシオ計算機<6952>、機械でオークマ<6103>や牧野フライス製作所<6135>、コマツ<6301>など。また、精密のキヤノン<7751>やシチズン時計<7762>、海運の日本郵船<9101>や商船三井<9104>などに注目したい。