日経平均は156円高でスタート、ソニーGや武田薬などが上昇/寄り付き概況

市況
2021年4月9日 9時36分

日経平均 : 29865.53 (+156.55)

TOPIX  : 1958.99 (+7.13)

[寄り付き概況]

9日の日経平均は156.55円高の29865.53円と反発して取引を開始した。前日8日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は57.31ドル高の33503.57ドル、ナスダックは140.47ポイント高の13829.31で取引を終了した。週次の新規失業保険申請件数が2週連続で増加したため強い回復期待が後退し、寄り付き後、下落。しかし、長期金利の低下を好感したハイテク株の上昇が下支えとなった。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が国際通貨基金(IMF)の討論会で、「回復が不完全」と経済に慎重な姿勢を見せたため、当面、金融緩和策が維持されるとの見方が強まり、引けにかけてダウは上昇に転じた。

米国株高を受けた今日の東京株式市場は買いが先行した。東京市場でも米長期金利の低下やFRBによる金融緩和の長期化観測などが株価支援要因となった。一方、国内で新型コロナ感染が拡大しており、政府が「まん延防止等重点措置」を東京などに適用する見通しとなるなど、足元経済への悪影響が懸念され、また、外為市場で1ドル=109円30銭前後と昨日15時頃に比べ30-40銭ほど円高・ドル安に振れていることも株価の重しとなったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。なお、今日は株価指数オプション4月物の特別清算指数(SQ)算出日。SQ値はQUICK試算で29909.73円だった。日本時間10時30分に3月の中国消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(PPI)が発表される。

セクター別では、証券商品先物、精密機器、金属製品、水産・農林業、銀行業などが値上がり率上位、空運業、陸運業、鉱業、保険業、石油石炭製品などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソニーG<6758>、TDK<6762>、ダイキン<6367>、武田薬<4502>、オリンパス<7733>、キーエンス<6861>、NTT<9432>、バンナムHD<7832>、富士通<6702>、SUMCO<3436>などが上昇。他方、コマツ<6301>、東芝<6502>、7&iHD<3382>、資生堂<4911>、ホンダ<7267>などが下落している。

《FA》

提供:フィスコ

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